話題株ピックアップ【夕刊】(1):シノケンG、北の達人、セガサミー

注目
2019年8月27日 15時14分

■シノケングループ <8909>  953円  +68 円 (+7.7%)  本日終値

26日、シノケングループ <8909> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の1.16%にあたる40万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月27日から9月30日まで。

■北の達人 <2930>  735円  +52 円 (+7.6%)  本日終値  東証1部 上昇率3位

北の達人コーポレーション<2930>が5日ぶり急反発。今月16日に783円の年初来高値に買われたが、その後は全般地合い悪もあって利益確定の売りに晒され、前日まで4日続落と調整を余儀なくされていた。きょうは、目先筋の売りが枯れ、全般地合いの改善も後押しして急速に切り返しに転じている。同社は健康食品や化粧品などを自社企画し、製造をアウトソーシングするビジネスモデルで業績高成長が続いている。美容トレンドとして脚光を浴びるマイクロニードルのブームを捉え「ヒアロディープパッチ」が大ヒット、これが収益押し上げに貢献している。なお、前週末23日に東証と日本経済新聞社が共同で算出している「JPX日経中小型株指数」の構成銘柄として2年連続で選定されたことを発表しており、同指数に連動した買い需要が発生することへの期待も株高を後押しする。

■セガサミー <6460>  1,459円  +90 円 (+6.6%)  本日終値  東証1部 上昇率6位

セガサミーホールディングス<6460>が反発。子会社のサミーは26日、パチスロ遊技機の型式試験機関である保安通信協会から、新機種「パチスロ北斗の拳 天昇」の型式試験で適合通知を受けたと発表。同機種の市場投入による遊技機事業の改善などが期待されているようだ。

■丸和運輸機関 <9090>  5,260円  +240 円 (+4.8%)  本日終値

26日、丸和運輸機関 <9090> が9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■OBARA GROUP <6877>  3,265円  +120 円 (+3.8%)  本日終値

OBARA GROUP <6877> が大幅高。26日大引け後、19年9月期の期末配当を従来計画の50円→70円(前期は70円)に増額修正したことが買い材料視された。堅調な業績や財務状況などを踏まえ、株主への利益還元を増やす。前日終値ベースの期末配当利回りは2.23%に上昇しており、配当権利日を約1ヵ月後に控え、配当取りを狙う買いなどが向かった。

■ハーモニック <6324>  4,070円  +120 円 (+3.0%)  本日終値

ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が5日ぶりに反発。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「2020年3月期の純現金収支(フリーキャッシュフロー=FCF)をトントンとする計画だ」と報じられており、これが好材料視された。記事によると、19年3月期は72億円のマイナスだったが、在庫削減を進め資金を確保するとともに、投資を抑制するという。米中貿易摩擦などで先行きが見通せないなか、財務基盤の更なる強化を図る方針のようだ。

■安川電機 <6506>  3,445円  +100 円 (+3.0%)  本日終値

安川電機<6506>、SMC<6273>などいずれも反発に転じている。前日の米国株市場ではトランプ米大統領が中国との貿易協議を再開する方針を示したことで、前週末に売り込まれていた中国関連銘柄が幅広く買い戻され全体相場の戻りを後押しした。東京市場でもメカトロ製品トップメーカーの安川電や空気圧機器で断トツのシェアを誇るSMCなどは中国向け売上比率が高く、設備投資関連の象徴株として物色の矛先が向いている。

■GAテクノ <3491>  4,055円  +85 円 (+2.1%)  本日終値

GA technologies<3491>が3日ぶりに反発。この日の午前中、子会社イタンジが、コンビニエンスストアを中心に24時間無人鍵受け渡しサービス「KEY STATION(キーステーション)」を提供するKeeyls(キールズ、東京都渋谷区)と業務提携すると発表しており、これが好材料視された。今回の提携は、9月24日にオープンするセルフ内見型賃貸サービス「OHEYAGO(オヘヤゴー)」におけるセルフ内見拡充を図るのが目的。これまで賃貸物件を内見する際の鍵の受け渡しには、あらかじめ設置されたキーボックスを用いるか対面での受け渡しを行う方法が用いられてきたが、セキュリティーや受け渡しの手間などが課題となっていた。イタンジでは、スマートロックによってこの課題を解消していたが、賃貸物件によっては規約によりオートロックに対するスマートロック設置が難しいケースがあることから、今回の提携により、スマートロックの設置が困難な賃貸物件であってもセルフ内見が可能になるとしている。

■川崎汽船 <9107>  1,061円  +22 円 (+2.1%)  本日終値

川崎汽船<9107>、商船三井<9104>など海運株が軒並み上昇。米中両国の対立激化は中国経済に減速をもたらし、海運セクターにとっては向かい風となる。ただ、前日にトランプ米大統領が中国との貿易協議を再開する方針を表明、貿易摩擦問題の解消に前向きな姿勢をみせたことで、目先はこれを好感する形でリスク選好の流れとなった。海運株はここ最近の調整で底値圏に位置する銘柄が多く、値ごろ感からの買いが優勢となった。

■神戸物産 <3038>  5,480円  +100 円 (+1.9%)  本日終値

神戸物産<3038>が反発。26日の取引終了後に発表した7月度の個別業績で、売上高244億4100万円(前年同月比15.8%増)、営業利益14億600万円(同41.9%増)と大幅な増収増益となったことが好感された。7月度は業務スーパーの新規出店が4店舗あり、前年同月より24店舗増加したことによる新店効果で売上高が増加した。引き続きタピオカ関連商品が人気となったほか、冷凍野菜や冷凍フルーツ、国内グループ工場製造の「鮭フレーク」などの出荷も伸長した。

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