話題株ピックアップ【夕刊】(2):シャープ、コナミHD、NEC

注目
2019年9月5日 15時16分

■シャープ <6753>  1,154円  +38 円 (+3.4%)  本日終値

シャープ<6753>が反発。この日、韓国サムスン電子と、LTEを含む無線通信規格必須特許のライセンス契約を締結したと発表しており、これが好材料視された。シャープでは、W-CDMA、LTE、LTE-Advanced及び、5G規格に関する6000件以上の必須特許を保有。規格必須特許のライセンスを受けている企業もサムスン電子をはじめ多数に上っており、今後も更に拡大が見込まれている。

■コナミホールディングス <9766>  4,970円  +145 円 (+3.0%)  本日終値

コナミホールディングス<9766>が反発。この日、傘下のコナミデジタルエンタテインメントが、「桃太郎電鉄」シリーズの最新作「桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~」の制作を決定したと発表しており、これを好感した買いが入った。同シリーズは、1988年にファミリーコンピュータ向けに第1作目が登場して以来、30年以上にわたり幅広い年代で楽しまれているボードゲーム「桃太郎電鉄」シリーズの完全新作。総監督に「さくまあきら」氏を迎え、ニンテンドースイッチ向けに20年に発売予定としている。

■NEC <6701>  4,650円  +135 円 (+3.0%)  本日終値

NEC<6701>が続伸。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「2019年4~9月期の連結営業利益(国際会計基準)は350億円程度と、前年同期から2.5倍になったようだ」と報じられていることが好材料視された。記事によると、本業のシステム開発やパソコンの置き換え需要の増加が牽引したほか、前期までの構造改革の効果が150億円程度のプラス要因になったとしている。

■ファナック <6954>  18,615円  +540 円 (+3.0%)  本日終値

ファナック<6954>や安川電機<6506>、キーエンス<6861>など設備投資に絡むファクトリーオートメーション(FA)関連株が高い。中国の新華社通信が、米国と中国が10月初めに米中閣僚会議を開催すると報道したことが伝わった。これを受け、米中貿易摩擦の緩和期待が強まり、中国向け設備投資の影響が強いファナックなどFA関連株に見直し買いが流入している様子だ。

■コーテクHD <3635>  2,216円  +64 円 (+3.0%)  本日終値

コーエーテクモホールディングス<3635>が反発。4日の取引終了後、中国アリババゲームスと「三國志13」の著作物使用許諾に関するライセンス契約を締結したと発表しており、これが好材料視された。今回の契約により、アリババゲームスは「三國志13」をベースにした新作スマートフォンゲーム「三国志・戦略版」を開発し、9月20日から中国で運営する予定としている。

■コロプラ <3668>  720円  +20 円 (+2.9%)  本日終値

コロプラ<3668>が反発。スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>傘下のスクウェア・エニックスとの共同開発によるスマートフォン向け位置情報ゲーム「ドラゴンクエストウォーク」のリリース予定日がAppStore上で9月12日となっていることから、期待感が高まっているようだ。

■ISID <4812>  3,415円  +85 円 (+2.6%)  本日終値

ISID<4812>が3日続伸。東海東京調査センターが4日付で、投資判断を新規「アウトパフォーム」、目標株価4400円でカバレッジを開始しており、これが好材料視されたようだ。同センターでは、19年12月期の営業利益予想について、会社予想の85億円を大きく上回る98億円と予想。自社開発で好採算の会計、人事管理ソフトなどの販売好調に加えて、上期の営業利益が52億400万円と期初計画の39億円を大幅に上回ったことが要因という。また、続く20年12月期も同107億円と連続増益を見込んでいる。

■国際石油開発帝石 <1605>  915.2円  +21.6 円 (+2.4%)  本日終値

国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>やJXTGホールディングス<5020>などが高い。中国の景気指標の改善を受け、世界景気減速懸念が足もと後退、これを背景に原油市況が上昇しており、前日のWTI原油先物価格は2ドル32セント高と急伸、1バレル=56ドル26セントと一気に56ドル台を回復した。これを背景に前日の米国株市場ではシェブロンやエクソンモービルなどのエネルギー関連株が買われた。東京市場でも原油価格上昇と株価連動性の高い資源株や石油関連セクターに足もと買いを誘導する形となっている。

■日本郵船 <9101>  1,686円  +37 円 (+2.2%)  本日終値

日本郵船<9101>が6連騰、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>はいずれも5連騰と海運株の上げ足が際立っている。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数の上昇が注目されている。前日まで9連騰、しかもその上昇スピードは極めて速い。今年6月中旬時点で同指数は1000トビ台に位置していたが、そこから3カ月弱で2500まで約2.5倍化、約9年ぶりの高値圏にある。米中摩擦問題を背景に中国をはじめとする世界経済の減速懸念が高まるなかで逆行しているようにも見えるが、ホルムズ海峡の緊迫化や米国がスマートフォンの対中関税引き上げを12月に先送りしたことなどが、グローバル物流の駆け込み需要を喚起しているとの見方が強い。

■ディー・エヌ・エー <2432>  2,054円  +37 円 (+1.8%)  本日終値

ディー・エヌ・エー<2432>が高い。4日の取引終了後、5月10日に発表した自社株買いについて取得状況を発表。8月に初めて実施し、6万3100株を取得したとしており、これが好材料視された。取得価額の総額は1億2599万1100円。なお、上限は3800万株(発行済み株数の26.14%)、または500億円としている。

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