明日注目すべき【好決算】銘柄 ジーエヌアイ、スマレジ、アイル (6日大引け後 発表分)

注目
2019年9月8日 11時00分

6日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ジーエヌアイ <2160> [東証M]  ★今期税引き前最高益予想を46%上乗せ

◆19年12月期の連結税引き前利益を従来予想の7.4億円→10.8億円に46.4%上方修正。増益率が2.0倍→3.0倍に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。中国で主力の特発性肺線維症治療薬「アイスーリュイ」の好調が継続するうえ、医療機器を販売する米子会社の収益も伸びる。

ケア21 <2373> [JQ]  ★11-7月期(3Q累計)経常は6.9倍増益・通期計画を超過

◆19年10月期第3四半期累計(18年11月-19年7月)の連結経常利益は前年同期比6.9倍の6.3億円に急拡大して着地。施設系介護の拠点拡大や稼働率向上などで、10.3%の大幅増収を達成したことが寄与。

通期計画の5億円をすでに26.4%も上回っており、業績上振れが期待される。

アイル <3854>   ★今期経常は26%増で2期連続最高益、4円増配へ

◆19年7月期の連結経常利益は前の期比78.0%増の9.7億円に拡大して着地。続く20年7月期も前期比26.1%増の12.2億円と2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は消費増税やWindows7のサポート終了を背景に主力の販売・在庫管理ソフトの受注が増加するほか、複数ネットショップ一元管理、ネットと実店舗のポイント・顧客管理といった好採算サービスも伸びる。

併せて、前期の年間配当を12円→16円に増額し、今期も前期比4円増の20円に増配する方針とした。

スマレジ <4431> [東証M]  ★今期経常最高益予想を31%上乗せ

◆20年4月期の経常利益(非連結)を従来予想の4.8億円→6.4億円に31.3%上方修正。増益率が19.9%増→57.4%増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。軽減税率補助金申請の駆け込み需要を追い風に、クラウド型POSレジ「スマレジ」の利用料が増えるうえ、クラウドサービス関連機器の販売も伸び、売上高が計画を23.2%も上回ることが寄与。

インスペック <6656> [東証2]  ★5-7月期(1Q)経常は167倍増益で着地

◆20年4月期第1四半期(5-7月)の連結経常利益は前年同期比167倍の1.6億円に急拡大して着地。フレキシブルプリント基板向けロールtoロール型検査装置の受注が大きく伸び、48.7%の大幅増収を達成したことが寄与。

第1四半期実績だけで、通期計画の2.9億円に対する進捗率は57.6%に達しており、業績上振れが期待される。

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