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2019年9月8日 19時30分
特集

利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第2弾 17社選出 <成長株特集>

本特集では、7月下旬から8月中旬までの決算集中期間に随時配信した「利益成長“青天井"銘柄リスト」を、“全期間”を対象に再構成した総集編をお届けします。

19年4-6月期は米中貿易戦争を発端とする世界景気の減速を受けて、輸出関連企業を中心に減益決算や業績予想の下方修正を発表する企業が相次いだ。こうしたなか、利益成長“青天井”リストに該当する銘柄の数は直前の19年1-3月期と比べ半減した。

今回は5日に配信した時価総額1000億円以上の銘柄を対象とした【第1弾】に続き、時価総額250億円以上1000億円未満の銘柄を対象に、19年4-6月期に四半期ベースの過去最高益を更新し、かつ通期計画も最高益を見込む、いわゆる利益が“青天井”状況になっている銘柄をリストアップした。

下表では、本決算月にかかわらず、直近3ヵ月実績の4-6月期に経常利益が全四半期ベースで過去最高益を上回って更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している17社を選び出し、4-6月期経常利益の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。

上振れ率トップとなったのはアイ・アールジャパンホールディングス <6035> 。19年4-6月期(第1四半期)の経常利益は12.4億円と過去最高益を2.1倍も上回って着地。アクティビスト(物言う株主)の活動が活発化するなか、実質株主判明調査や議決権関連業務、投資銀行業務などの受注が拡大した。業績好調を踏まえ、早くも通期の経常利益予想を上方修正したが、第1四半期実績の修正した通期計画に対する進捗率は57.7%に達しており、更なる上振れが期待される。

2位のサンフロンティア不動産 <8934> は都心の中小型オフィスビルに特化した不動産再生事業を主力とする。4-6月期(第1四半期)は不動産投資市場が回復基調にあるなか、オフィスビルの販売棟数が大幅に増加したうえ、利益率の高い物件の売却も寄与し、経常利益は前年同期比2.1倍の97.5億円に拡大、実に49四半期ぶりに過去最高益を塗り替えた。第1四半期実績だけで通期計画(140億円)に対する進捗率が69.7%と高水準であり、業績上振れ余地は大きいとみられる。

3位にリスト入りしたハウスドゥ <3457> の4-6月期(第4四半期)はテレビCM効果などで不動産売買仲介「ハウスドゥ」のフランチャイズ加盟店が増加したことに加え、ハウス・リースバック事業で契約物件を不動産ファンドへ売却したことも収益を大きく押し上げた。ハウス・リースバックは自宅を売却した後もリース料を支払うことで住み続けられるサービスで、新たなニーズを捉え急成長している分野だ。あわせて発表した20年6月期の経常利益は前期比9.9%増の33億円と3期連続で過去最高益を更新する見通しだ。

4位に入ったIBJ <6071> の4-6月期(第2四半期)は結婚相談所の加盟店が増加し加盟金収入が伸びたうえ、直営店の婚活会員数も増えた。また、大型連休を追い風に婚活パーティーの参加者が増加したほか、経費削減の進展も寄与し、経常利益は2四半期連続で最高益を更新した。上期(1-6月)経常利益は11億円と従来予想の7.7億円を大幅に上回って着地しており、通期業績の上振れも視野に入る。

6位にリストアップされたインソース <6200> の4-6月期(第3四半期)はリスクマネジメントやコンプライアンス、ハラスメント防止などの利益率の高い企業向け研修が好調だった。主力の講師派遣型研修の実施回数が伸びたほか、公開講座では大企業の利用が増加し、2四半期ぶりに経常利益の最高益を更新した。

9位のジーエヌアイグループ <2160> [東証M]は中国で主力の特発性肺線維症治療薬「アイスーリュイ」の販売拡大が継続したうえ、米国子会社では医療機器の販売が伸び、4-6月期(第2四半期)は6四半期ぶりに最高益を更新した。上期業績の好調に伴い、6日に19年12月期税引き前利益の大幅上方修正に踏み切っている。週明けの株価は昨年3月以来となる2000円台回復を目指す展開となりそうだ。

14位の手間いらず <2477> [東証M]は訪日外国人客の増加を追い風に、複数の宿泊予約サイトの情報を一括管理する宿泊予約サイトコントローラ「TEMAIRAZU」の契約施設数を伸ばし、4-6月期(第4四半期)は実に9四半期連続となる最高益更新を果たした。東京五輪の開催を控え業績拡大期待は強く、株価は8月29日に2006年5月以来、約13年3ヵ月ぶりの高値圏となる4945円まで上昇する場面があった。

┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想

コード 銘柄名     上振れ率 4-6月期 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高  PER

<6035> IRジャパン    114  1241   579   48.6   2150   1447 45.6

<8934> サンフロ不    98.1  9758   4925    9.3  14000  12813  6.3

<3457> ハウスドゥ    57.6  1209   767    9.9   3300   3003 14.1

<6071> IBJ      46.3   657   449   23.8   1848   1493 34.6

<7595> アルゴグラフ   27.3  1765   1387    2.5   5380   5250 15.4

<6200> インソース    19.4   375   314   34.5   1255   933 61.4

<7198> アルヒ      17.1  2193   1872   12.1   7020   6264 15.3

<6571> QBNHD    15.4   645   559   11.5   2112   1895 19.3

<2160> ジーエヌアイ   13.9   337   296    198   1086   364  306

<6027> 弁護士COM   13.8   182   160    1.8   520   511  274

<7839> SHOEI    10.7  1428   1290    3.4   3900   3772 22.7

<3926> オープンドア    7.9   559   518   28.8   2200   1708 50.2

<6670> MCJ       7.3  3038   2832    3.9  10071   9690  9.7

<2477> 手間いらず     6.9   249   233   31.8   1164   883 36.1

<9517> イーレックス    4.3  1825   1749   58.3   7189   4540 14.6

<8818> 京阪神ビル     3.6  1524   1471    1.6   5300   5214 18.3

<8014> 蝶理        0.6  2400   2385    3.9   9000   8660  7.0

※ 2018年4月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した03年4-6月期以降の業績に基づいたものです。

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