<マ-ケット日報> 2019年9月11日

市況
2019年9月11日 16時58分

11日の市場は日経平均が7日続伸。終値は前日比205円高の2万1597円で、7月30日以来、約1カ月半ぶりの水準まで回復してきた。前日の米株高や1ドル=107円台後半まで進行した円安が買い材料に。日本株の出遅れ感や割安感が強く外国人を中心とした実需買いが昨日以上に入ってきた。東証1部の出来高16億株は5月28日以来3カ月半ぶりの規模となっている。

昨日の米国市場は引き続き米中貿易協議に関する期待感から買いが入りダウ平均は5連騰。7月30日以来およそ1カ月半ぶりの高値で取引を終えた。この日は米政府が中国ファーウェイに対する訴訟の一部を取り下げたと伝わり市場がこれを好感。ECBが12日の会合を利下げ方向で検討しているとの情報も下支え要因となった。ダウ平均はあと450ドルほどで最高値を更新する距離まで詰めている。

さて、東京市場は外国人の活発な買いが入って日経平均が2万1500円のフシ目を突破。東証1部上場全銘柄で算出する指数トピックスも急伸し、今年初めて200日移動平均線を超えてきた。これは実に11カ月ぶりのことで個別株の底上げが急速に進んでいることを表している。本日のような出来高(実需)が続けば直前の7月高値を更新する可能性も大きく、上値目標はもう一段上の2万2000円まで設定することができよう。米国株が高値奪回を目指す流れにあり、日経平均も当面は上値を伸ばす動きを続けそうだ。(ストック・データバンク 編集部)

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