話題株ピックアップ【夕刊】(3):ブレーキ、サムライJP、ピックルス
■ストリーム <3071> 106円 +19 円 (+21.8%) 一時ストップ高 本日終値
ストリーム<3071>が一時ストップ高。18日の取引終了後、運営するインターネット通販サイト「ECカレント」及び「イーベスト」で、メルペイ(東京都港区)のスマートフォン決済サービス「メルペイ」のネット決済機能を来春をメドに導入すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回のメルペイ導入は、キャッシュレス決済手段の多様化による利便性向上を図るのが狙い。また、月間約1300万人のアクティブユーザーを抱える「メルカリ」のユーザーが、「ECカレント」や「イーベスト」で簡単にショッピングを楽しむことができるようになり、新たなユーザー獲得も期待されている。
■アサカ理研 <5724> 1,675円 +300 円 (+21.8%) ストップ高 本日終値
アサカ理研<5724>がストップ高。米アップルが18日、新型「iPhone」の主要部品に、再利用したレアアース(希土類)を採用する計画を明らかにしたと伝えられたことを受けて、思惑的な買いが入ったようだ。
■サムライJP <4764> 166円 +19 円 (+12.9%) 本日終値
SAMURAI&J PARTNERS<4764>が出来高増勢のなか急反騰。同社は情報システムを主力とするソフト開発を手掛けているほか、金融・投資事業などにも多角化を図っている。18日取引終了後、事業者向けファイナンス事業を展開するビー・アイ・ジー・キャピタル(大分市)とJトラスト<8508>傘下の日本保証(東京都・港区)の3社で、クラウドファンディングを活用した地方企業の資金調達支援を目的とする業務提携を同日に決議したと発表。これを手掛かり材料に投資資金が攻勢をかけた。
■ダイセキS <1712> 705円 +54 円 (+8.3%) 本日終値 東証1部 上昇率9位
ダイセキ環境ソリューション <1712> が急伸。18日大引け後、20年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の3.8億円→6.7億円に76.2%上方修正したことが買い材料視された。土壌汚染処理事業で難処理物案件や工事処理一括案件といった高付加価値案件の獲得に加え、リサイクルセンターの稼働率向上や原価低減に注力し、採算が大幅に改善した。上期増額分を下回る形で、通期の同利益も従来予想の9.1億円→10.7億円に17.6%上方修正。増益率が0.7%増→18.4%増に拡大する見通しとなった。
■曙ブレーキ工業 <7238> 186円 +14 円 (+8.1%) 本日終値 東証1部 上昇率10位
曙ブレーキ工業<7238>が急反発。18日の取引終了後、事業再生ADR手続きの成立を発表しており、これが好感された。債権者である全ての取引金融機関から事業再生計画について同意が得られたとしており、銀行団は借入金の約半分に相当する560億円の債権放棄に応じたという。
■YE DIGITAL <2354> 417円 +26 円 (+6.7%) 本日終値
YE DIGITAL <2354> [東証2]が高い。18日大引け後、20年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の1.2億円→2.9億円に2.4倍上方修正。従来の52.9%減益予想から一転して14.5%増益見通しとなったことが買い材料視された。顧客企業の戦略的なIT投資需要を背景にシステム開発などの受注が伸び、売上高が計画を16.7%も上回ったことが寄与。コスト削減を進めたことも上振れに貢献した。なお、通期の経常利益は従来予想の5.5億円(前期は4.6億円)を据え置いた。
■ピックルス <2925> 2,588円 +125 円 (+5.1%) 本日終値
ピックルスコーポレーション <2925> が急反発し、上場来高値を更新した。18日大引け後、20年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の10.1億円→14.7億円に45.7%上方修正したことが買い材料視された。原料野菜の仕入れ価格が安定したほか、佐賀工場が稼働から1年が経過し製造効率が改善したことが上振れの要因となった。併せて、通期の同利益も従来予想の17.3億円→19.9億円に14.8%上方修正。増益率が11.4%増→27.9%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。下期は「ご飯がススムキムチ」発売10周年を記念した広告宣伝などを更に強化する予定だ。
■駒井ハルテック <5915> 1,637円 +71 円 (+4.5%) 本日終値
駒井ハルテック<5915>が反発。18日の取引終了後に23年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表し、最終年度に売上高500億円(19年3月期440億200万円)、営業利益30億円(同20億1200万円)を目指すとしたことが好感された。橋梁事業で新分野の構造物への挑戦による受注領域の拡大を図るほか、鉄骨事業では難易度の高い構造物及び特殊な構造物への積極的な取り組みと関係会社との連携強化などによる生産量の拡大を目指すとしている。
■ピープル <7865> 1,122円 +42 円 (+3.9%) 本日終値
ピープル<7865>が3日ぶりに反発。18日の取引終了後に発表した8月度の月次業績動向で、売上高が前年同月比76.5%増の3億4797万円、営業利益が前年同月比で大幅に黒字転換し3970万円となったことが好感された。国内販売の夏商戦に向けた底堅い出荷に加えて、海外販売で前年同月を大幅に上回る出荷があったという。
■トビラシステムズ <4441> 6,030円 +180 円 (+3.1%) 本日終値
18日、トビラシステムズ <4441> [東証M]が10月10日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の3分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。
●ストップ高銘柄
リズム時計工業 <7769> 1,082円 +150 円 (+16.1%) ストップ高 本日終値
など、2銘柄
●ストップ安銘柄
インタートレード <3747> 1,065円 -300 円 (-22.0%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース