話題株ピックアップ【夕刊】(2):共同PR、インパクト、フロンテオ
■共同ピーアール <2436> 1,688円 +299 円 (+21.5%) 一時ストップ高 本日終値
共同ピーアール<2436>が続急伸。26日の取引終了後、宇宙空間を利用した広告・広報事業やエンターテインメント事業を展開する合弁会社を設立すると発表しており、これが好感された。新会社は、同社の社外取締役である尼崎勝司氏と投資銀行事業を行うスーツ(東京都千代田区)、及び超小型衛星の実利用に向けた技術開発・研究を行う東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻中須賀真一教授らとの共同出資で10月末に設立する予定で、共同PRは30%を出資し持ち分法適用関連会社とする。なお、業績への影響は軽微としている。
■CRGホールディングス <7041> 705円 +100 円 (+16.5%) ストップ高 本日終値
CRGホールディングス<7041>がストップ高。26日の取引終了後、子会社パレットを設立し、障害者雇用の創出を目的とするサテライトオフィス事業を開始すると発表しており、これを好感した買いが入った。サテライトオフィス事業は、就労意欲があるにも関わらず、障害者の一般就労の機会が少ない郊外エリアにおいて、サテライトオフィスを設置することで、障害者が働ける環境を整備し、地方において新たな雇用を創出するのが狙い。同社では、地元の福祉サービス企業との連携を図り、事業の拡大を図るとしている。
■インパクト <6067> 1,893円 +247 円 (+15.0%) 本日終値
インパクトホールディングス<6067>は急騰。26日の取引終了後、提出を延期していた19年12月期第2四半期報告書を関東財務局に提出。これを受けて東京証券取引所は27日付で同社株の監理銘柄(確認中)の指定を解除するとしており、これが好材料視された。
■アクセルマーク <3624> 569円 +63 円 (+12.5%) 本日終値
アクセルマーク<3624>が後場急伸。同社は26日、子会社のアクセルゲームエンターテインメントが「COLOR PIECEOUT(カラーピーソウト)」(略称:カラピ)の英語版 for Androidの提供を世界105カ国で開始したと発表。前場の株価の反応は限定的だったが、午後に入って改めて材料視されたようだ。「COLOR PIECEOUT」は、ストーリーとキャラクターが魅力のマッチ3パズル×ミステリーアドベンチャーゲーム。今年5月に日本語版の提供を開始したのに続き、米国やオーストラリア、スイス、シンガポールなど105カ国でサービスを開始した。
■FRONTEO <2158> 318円 +27 円 (+9.3%) 本日終値
FRONTEO<2158>が後場一段高。同社はきょう、独自開発した自然言語処理AIエンジン「KIBIT」をテレコメディア(東京都豊島区)に提供すると発表。これが買い手掛かりとなったようだ。テレコメディアは、コールセンター・テレマーケティングサービスの提供が主要事業。テレコメディアは自社のサービスや製品と掛け合わせて「KIBIT」を活用することで、より価値の高いサービスを提供することができるとしている。
■GameWith <6552> 777円 +58 円 (+8.1%) 本日終値 東証1部 上昇率4位
GameWith<6552>が大幅反発。26日の取引終了後に発表した第1四半期(6~8月)単独決算は、売上高7億4800万円(前年同期比1.7%減)、営業利益1億3300万円(同45.4%減)、純利益8500万円(同49.8%減)と大幅減益となったが、25日付の日本経済新聞で、「営業利益が前年同期比でほぼ5割減の1億3000万円程度になったようだ」と報じられていただけに、悪材料出尽くし感が強まったようだ。ゲーム攻略売り上げが苦戦したことに加えて、新規事業及び海外展開で積極的な人材採用を推進したことで、人件費に関連する費用が増加し利益を圧迫したという。なお、20年5月期通期業績予想は、売上高32億1700万円(前期比2.2%増)、営業利益6億1600万円(同23.7%減)、純利益4億2000万円(同38.7%減)の従来見通しを据え置いている。また、自社初のブロックチェーンゲーム「EGGRYPTO」(エグリプト)を他社と共同開発中で、19年内にリリースを予定しているとしており、これも好材料視されたようだ。
■ノムラシス <3940> 522円 +35 円 (+7.2%) 本日終値 東証1部 上昇率6位
ノムラシステムコーポレーション<3940>が高い。同社はきょう、人材紹介サービス企業からRPAライセンス契約を受注したと発表。企業名など詳細は明らかにされていないが、業績への寄与などが期待されているようだ。
■フジプレアム <4237> 292円 +19 円 (+7.0%) 本日終値
フジプレアム <4237> [JQ]が急伸。26日大引け後、20年3月期の連結最終利益を従来予想の2億4200万円→4億0700万円に68.2%上方修正。増益率が6.4倍→11倍に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。調停の申立てを受けていた営業取引に関する紛争の調停成立に伴い、解決金3億円を計上することが最終利益を押し上げる。
■セグエグループ <3968> 1,438円 +68 円 (+5.0%) 本日終値 東証1部 上昇率7位
セグエグループ<3968>が4日ぶりに反発。同社は26日、子会社のジェイズ・コミュニケーションがZenmuTech(東京都品川区)と技術提携を含む協業を開始したと発表。ZenmuTechは、データの無意味化で情報漏洩リスクをゼロにし、従来の暗号化技術では実現できなかった高セキュリティーなソリューションを実現する「ZENMU(ゼンム)」を提供している企業。ジェイズ・コミュニケーションはこの技術を自社のプロダクトに取り込み、テレワーク時の情報漏洩対策機能の強化を図るとしている。
■オプトエレクトロニクス <6664> 705円 +27 円 (+4.0%) 本日終値
オプトエレクトロニクス<6664>は大幅高。バーコードのレーザー式読み取り装置を手掛け、圧倒的な国内シェアを誇っている。26日取引終了後に発表した、19年11月期第3四半期(12~8月)決算は営業利益が前年同期比58%増の4億9600万円と急拡大、通期予想を大幅に超過した。これを手掛かり材料に買いを呼び込んだ。
株探ニュース