トランスGやブライトパスが高い、今晩のノーベル賞・医学生理学賞発表に期待も
トランスジェニック<2342>やブライトパス・バイオ<4594>が高い。きょうからノーベル賞の発表が始まり、今晩は医学生理学賞の受賞者が明らかになる。昨年の本庶佑・京都大学特別教授に続く日本人の受賞が期待されているが、有力候補のひとりに挙げられている京都大学の森和俊教授は、がんや糖尿病、パーキンソン病とかかわりのある異常なたんぱく質の蓄積を防ぐ「小胞体ストレス応答(UPR)」の仕組みを解明した。トランスGは小胞体ストレス検出試薬などを手掛けている。同じく、大阪大学の坂口志文特任教授も有力候補のひとりで、免疫が暴走しないように抑える「制御性T細胞」を発見した。制御性T細胞は、免疫薬の標的として注目を集めており、がんや自己免疫病、炎症性疾患などの治療への展開が期待されている。免疫療法に絡みブライトパスが関心を集めている。また、森教授の小胞体ストレス絡みではアステラス製薬<4503>やコスモ・バイオ<3386>、免疫薬関連でテラ<2191>やタカラバイオ<4974>などもマークされている。