東京為替:ドル・円は上げ渋り、ブレグジット期待は後退も

通貨
2019年10月18日 12時29分

18日午前の東京市場でドル・円は上げ渋り。日本株高を背景に円売りが先行したが、ブレグジットへの期待感が弱まりつつある。ドル・円は、日経平均株価の前日比100円を超える上昇が好感され、円売り先行で108円70銭まで値を上げる場面もあった。ただ、中国の国内総生産(GDP)の予想下振れを受け、円売りが抑制されドルは失速。

ランチタイムの日経平均先物は小幅高となり、日本株高の上げ幅縮小の見方が円売りを抑えている。目先のブレグジット修正案の英国議会採決を控え、否決への警戒感が広がり始めドルを押し下げる可能性があろう。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円55銭から108円70銭、ユーロ・円は120円76銭から120円99銭、ユーロ・ドルは1.1121ドルから1.1129ドルで推移した。

【要人発言】

・ウィリアムズ米NY連銀総裁

「最近の利下げは貿易の不確実性や世界的な減速、低インフレへの適切な対応が目的」

「インフレ率は少しずつ上向いているが、上昇を示す明確な兆しはみられない」

「米国経済は極めて良好、政策は会合ごとに設定」

「短期資金の調節措置だけでは低水準の準備預金問題を解決できない」

【経済指標】

・日・9月全国消費者物価指数(生鮮品除く) :前年比+0.3%(予想:+0.3%、8月:+0.5%)

・中・9月鉱工業生産:前年比+5.8%(予想:+4.9%、8月:+4.4%)

・中・9月小売売上高:前年比+7.8%(予想:+7.8%、8月:+7.5%)

・中・7-9月期GDP:前年比+6.0%(予想:+6.1%、4-6月期:+6.2%)

《MK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.