<動意株・23日>(大引け)=ダイセキS、ベイカレント、さくらインターなど

材料
2019年10月23日 15時10分

ダイセキ環境ソリューション<1712>=連日の年初来高値更新。9月下旬に26週移動平均線を上放れる形となったが、その後は上方カイ離を広げる一方となっている。土壌汚染処理や土壌調査などを手掛けるが、製造業からの直接受注が増加しているほか、高濃度汚染など難処理案件の獲得も進んでいる。「土壌汚染処理事業を中心にリサイクル分野にも積極展開、解体・掘削工事と土壌処理が一体化した高付加価値案件の受注努力なども利益に反映されている」(中堅証券アナリスト)状況にある。20年2月期営業利益は前期比16%増の10億4000万円を見込むが、来期も増益トレンドに変化はないとの見方が強い。

ベイカレント・コンサルティング<6532>=続急伸。同社は総合コンサルティング事業を展開しているが、IT投資などに絡むデジタルトランスフォーメーション(DX)関連の需要が好調。特に、RPAやAIなど業務効率化に関するプロジェクトの引き合いが強いようだ。大手証券からは、20年2月期の連結営業利益は会社予想51億円に対し61億円への増額修正を予想する見方も出ている。

さくらインターネット<3778>=急動意。上値抵抗ラインとなっていた640円ラインを大陽線で抜けた。ホスティング・クラウド中心にデータセンター運営を手掛けるが、AI・IoT分野への取り組みに傾注する構えをみせ、企業のデジタルトランスフォーメーション需要を取り込む。エドテック分野も深耕、NTTデータ<9613>とは教育機関向けクラウド型ホームページ運営サービスで協業している。19年4~6月決算は専用サーバーサービスやクラウドサービスの案件が増勢で営業利益は前年同期比2.8倍の3億1200万円と絶好調。通期計画の7億2000万円(前期比27%増)は増額修正含みだ。

日本システムウエア<9739>=急反発。21日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高が176億円から184億8000万円(前年同期比10.3%増)へ、営業利益が14億8000万円から18億7000万円(同32.7%増)へ、最終利益が10億円から13億円(同36.3%増)へ上振れて着地したようだと発表した。企業のIT投資需要の拡大を背景に、ITソリューション事業やサービスソリューション事業が好調に推移したことに加えて、高採算案件の検収があったことが売上高・利益を押し上げた。

小田原機器<7314>=ストップ高。同社はバスの運賃収受器や精算システムなどを主力展開するが、21日取引終了後、交通系ICカード決済に特化した新型運賃箱を開発し、日立自動車交通に初納入したことを発表、これを材料視する買いが集中する格好となった。株価は8月中旬以来、600円台前半の底値圏でもみ合いを続けていたこともあって、値ごろ感も働いた。

エーザイ<4523>=ストップ高。22日、米バイオジェンと共同開発するアルツハイマー型認知症治療薬「アデュカヌマブ」を米食品医薬品局(FDA)に承認申請する予定にあることを発表、これが株価を強く刺激する格好となっている。前日の米株市場ではバイオジェンの株価が急騰しており、これを引き継ぐ形で同社株にも投資資金が集中している。

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出所:MINKABU PRESS

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