<注目銘柄>=エスプール、障がい者雇用支援サービスが伸長
エスプール<2471>が10月3日に発表した19年11月期第3四半期累計(18年12月~19年8月)の連結決算は、経常利益が12億1100万円(前年同期比72.3%増)で着地。通期計画12億4800万円に対する進捗率は97.0%に達した。
企業の人手不足感を背景にコールセンター向けなどの人材派遣が引き続き好調だったほか、障がい者雇用支援サービスも伸長。同サービスは障がい者雇用を希望する企業に自社運営する農園を貸し出す事業などを行っており、管理区画数は8月末時点で2673区画(5月末時点では2469区画)と順調に拡大している。会社側では第4四半期も売上高・利益ともに堅調に推移するとみており、通期業績の上振れが期待される。
株価は足もとで一時75日移動平均線を割り込む場面がみられたものの、その後は調整一巡感から持ち直す動き。5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロスが視野に入っていることもあり、再度上値を試す展開が見込めそうだ。(参)