31日の株式相場見通し=米株高受けリスク選好、2万3000円台乗せも
31日の東京株式市場は、買い先行となり日経平均は2万3000円台に乗せてくる可能性がある。前日の米国株市場ではNYダウが100ドルあまり上昇、これを受けてリスクを取る動きが優勢となりそうだ。注目されたFOMCでは3カ月連続で政策金利の引き下げを決定、利下げ打ち止め感は意識されるものの、株式市場は利下げを素直に好感する形で堅調な値動きとなった。また、外国為替市場ではドル・円相場が一時乱高下したものの、1ドル=108円台後半で落ち着いており、全体に与える影響は軽微とみられる。
30日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比115ドル27セント高の2万7186ドル69セントと反発。ナスダック総合株価指数は、同27.124ポイント高の8303.975だった。
日程面では、きょうは日銀金融政策決定会合の結果発表、会合後に黒田日銀総裁の記者会見が行われる。このほか、9月の鉱工業生産(速報値)、9月の住宅着工、10月の消費動向調査など。海外では10月の中国製造業PMI、7~9月のユーロ圏GDP(速報値)、9月の米個人所得・個人消費支出など。