今日の為替市場ポイント:米長期金利上昇などを意識して円売り継続も

通貨
2019年11月6日 8時40分

5日のドル・円相場は、東京市場では108円56銭から108円84銭で推移。欧米市場でドルは108円78銭から109円24銭まで上昇し、109円17銭で取引を終えた。

本日6日のドル・円は主に109円台前半で推移する見込み。米長期金利の上昇や株高持続を意識してリスク選好的な円売りは継続する可能性がある。

5日のニューヨーク市場では、米中通商協議のさらなる進展への期待や10月ISM非製造業景況指数の改善を受けて米長期金利は上昇し、ドルは主要通貨に対して強い動きを見せた。一部報道によると、中国は米国との通商協議における「第1段階」の合意に関して、9月に発動した対中輸入関税を取り除くよう米国側に求めているようだ。報道によると、第1段階の合意には12月15日に予定されている約1560億ドルの対中輸入関税の発動を中止することも含まれているもよう。

市場関係者の間からは「米中通商協議の行方について楽観視できないが、今月中に協議が大きく動く可能性は否定できない」との声が聞かれている。この動きを好感してリスク選好的なドル買いが観測されているが、「トランプ米大統領はドル高を抑制するために利下げを要求する可能性が高い」との見方も出ており、金利や為替に関するトランプ大統領の発言が警戒されている。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.