ウェーブロックホールディングス---2Q営業利益16.5%増、大幅な収益改善を達成

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2019年11月6日 15時27分

ウェーブロックホールディングス<7940>は10月31日、2020年3月期第2四半期(19年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.8%増の149.03億円、営業利益が同16.5%増の10.04億円となった。負ののれんの償却額が前年に比べ1.76億円減少したため、経常利益は同9.0%減の9.85億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同12.7%減の6.94億円となった。

インテリア事業の売上高は前年同期比6.6%増の46.87億円、セグメント利益は同24.9%増の3.81億円となった。新設住宅着工戸数は低調に推移したが、同社グループ製品の掲載点数が増加した壁紙見本帳が市場に浸透したこと等が寄与した。利益面では、生産効率の向上等の継続的な収益改善に努めたことおよび前年第3四半期に実施した値上げ効果等で増益となった。

マテリアルソリューション事業の売上高は前年同期比0.7%増の86.97億円、セグメント利益は同23.6%増の7.42億円となった。前年度から進めてきた原材料高騰によるコストアップ分の売価への転嫁が進み、全体的に収益改善が達成された。また、ビルディングソリューションおよびインダストリアルソリューション分野において、相対的に利益率の高い防煙垂壁用途の高透明不燃シートの販売が好調を維持し収益を押し上げ、工事用シートやサッシメーカー向けの防虫網の販売も堅調に推移した。さらに、リビングソリューション分野は、今シーズンより本格的に始まった大口取引先への網戸用品の販売も好調に推移した。また、特にパッケージングソリューション分野は採算性改善のための選択と集中を進めた。

アドバンストテクノロジー事業の売上高は前年同期比6.9%増の18.19億円、セグメント利益は同18.9%減の1.26億円となった。金属調加飾フィルム分野において、ここ数年売り上げを伸ばしてきた中国市場で、米中貿易摩擦による中国国内景気の低迷および排ガス規制強化等による中国自動車市場全体の大幅な落ち込み等により、売上高、利益ともに前年同期を大きく下回った。また、PMMA/PC 2層シート分野も、スマートフォン用途において販売数量は前年同期を上回ったが、競争激化が進み販売単価が低下した。

2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比2.7%増の290.00億円、営業利益は同18.3%増の18.00億円、経常利益が同8.4%減の17.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.0%減の12.00億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

提供:フィスコ

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