NY為替:ドル続伸、米中関税撤廃期待で景気見通し改善も

通貨
2019年11月8日 7時26分

7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円10銭から109円49銭まで上昇して109円31銭で引けた。米中当局者が「第1段階」の貿易合意で段階的な関税の撤廃が含まれることを明らかにしたため、景気見通し改善でドル買いが強まったほか、リスク選好の円売りに拍車がかかった。

ユーロ・ドルは、1.1082ドルから1.1036ドルまで下落し、1.1051ドルで引けた。欧州連合(EU)がユーロ圏の成長やインフレ見通し引き下げたことを受けてユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、120円96銭から120円63銭まで下落。ポンド・ドルは、1.2795ドルまで下落後、1.2833ドルまで反発。英国中央銀行は金融政策決定会合で市場の予想通り金融政策据え置きを決定したものの2名のMPC委員が利下げを主張。同時に中銀はEU離脱や世界的リスクが悪化した場合、利下げが必要になる可能性を指摘。カーニー総裁も会見で、景気見通しリスクが下方に傾斜したと警告するなど、英中銀の政策がハト派に傾斜した。このため、ポンド売りが加速。ドル・スイスは、0.9925フランから0.9975フランまで上昇した。

《MK》

提供:フィスコ

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