東京株式(前引け)=前日比21円高、朝高後に上昇幅は急速に縮小

市況
2019年11月8日 11時43分

8日前引けの日経平均株価は前日比21円78銭高の2万3352円10銭。前場の東証1部の売買高概算は8億5160万株、売買代金概算は1兆6712億5000万円。値上がり銘柄数は1108、値下がり銘柄数は932、変わらずは113銘柄だった。

日経平均株価は小幅続伸。中国商務省が「米中両国が協議の進み具合いにあわせ、発動済みの追加関税を段階的に撤廃する方針で一致した」と発表。これを受け、前日の米株式市場が大幅高となったことが好感された。為替は1ドル=109円10銭台と円安に振れていることも買い安心感を誘った。ただ、日経平均株価は朝方に一時260円近い上昇となった後は上昇幅を急速に縮小させた。上値では利益確定売りも出ている様子であり、市場では後場の値動きが関心を集めている。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が反発し、トヨタ自動車<7203>が年初来高値を更新、武田薬品工業<4502>やソニー<6758>が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>といった銀行株も値を上げた。半面、ファーストリテイリング<9983>や東京エレクトロン<8035>、任天堂<7974>が安い。資生堂<4911>が急落しSUMCO<3436>も値を下げた。

出所:MINKABU PRESS

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