英ポンド週間見通し:弱含みか、格付け見通し引き下げが懸念材料に

通貨
2019年11月9日 14時33分

■弱含み、金利見通し引き下げで

先週のポンド・円は弱含み。英中央銀行のカーニー総裁は11月7日、「景気見通しへのリスクは下方向に傾いている」との認識を示した。金融政策における次の動きは利下げとなる可能性があることから、リスク回避のポンド売り・円買いが活発となった。取引レンジ:139円42銭-140円75銭。

■弱含みか、格付け見通し引き下げが懸念材料に

今週のポンド・円は弱含みか。12月の英総選挙では与党優勢が伝えられているが、英国金利の先安観は消えていないこと、大手格付け会社が英国の債務格付け見通しを引き下げたことから、リスク回避的なポンド売りがやや強まる可能性がある。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント

・11日 7-9月期国内総生産(4-6月期:前年比+1.3%)

・11日 9月鉱工業生産(8月:前月比-0.6%)

・11日 9月商品貿易収支(8月:-98.06億ポンド)

・12日 9月ILO失業率(8月:3.9%)

・13日 10月消費者物価コア指数(9月:前年比+1.7%)

予想レンジ:137円00銭-141円00銭

《FA》

提供:フィスコ

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