外為サマリー:1ドル108円30銭台に軟化、株安や米金利低下が重荷

通貨
2019年11月21日 10時24分

21日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=108円34銭前後と前日の午後5時時点に比べ10銭弱のドル安・円高となっている。

20日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=108円61銭前後と前日に比べ7銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ロイター通信が「米中貿易協議の第1段階の合意が来年にずれ込む可能性があると、ホワイトハウスに近い関係者などが明らかにした」と報じた一方、ホワイトハウスの報道官が「交渉は継続されており、第1段階の合意文書の文言を巡る進捗はみられている」との見解を示したことが伝わるなか、売り買いが交錯した。

東京市場に移ってからも米中関係のニュースに関心が集中。米議会下院が20日に上院に続いて香港人権・民主主義法案を賛成多数で可決したことを受け、米ブルームバーグ通信は「トランプ米大統領は同法案に署名する見通し」と報じた。こうしたなか、米中対立の激化懸念から日経平均株価が大幅続落となっているほか、時間外取引ではNYダウ先物や米長期金利が低下しており、これがドル円相場の重荷となるかたちで108円30銭台に軟化している。

ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1076ドル前後と同0.0008ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=119円99銭前後と同2銭程度のユーロ安・円高となっている。

出所:MINKABU PRESS

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