話題株ピックアップ【夕刊】(1):カカクコム、ローム、リクルート
■エフティグループ <2763> 1,445円 +92 円 (+6.8%) 本日終値
20日、エフティグループ <2763> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の1.25%にあたる40万株(金額で8億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は11月25日から20年5月31日まで。
■メニコン <7780> 4,585円 +250 円 (+5.8%) 本日終値 東証1部 上昇率9位
メニコン<7780>が反発し年初来高値を更新した。同社はきょう、米国食品医薬品局(FDA)から近視マネジメント用オルソケラトロジーレンズ「Menicon Z Night」の承認を取得したと発表。なお、米国販売の詳細は未定。また、日本国内ではこの製品の承認を取得しておらず、国内で販売している角膜矯正用オルソケラトロジーレンズ「メニコンオルソK」とは異なる製品だとしている。
■中部飼料 <2053> 1,362円 +63 円 (+4.9%) 本日終値
20日、中部飼料 <2053> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.99%にあたる30万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は11月21日から20年3月31日まで。
■WDBホールディングス <2475> 2,839円 +101 円 (+3.7%) 本日終値
WDBホールディングス<2475>が5日続伸。20日の取引終了後、子会社WDBココ<7079>の東証マザーズへの新規上場が承認されたことに伴い、保有株の一部である28万7000株の売り出しを実施すると発表。売却益による業績上振れを期待した買いが入ったようだ。なお、WDBココの上場日は12月25日の予定。売り出し後のWDBのWDBココ株式所有割合は74.9%となる。
■カカクコム <2371> 2,618円 +76 円 (+3.0%) 本日終値
20日、カカクコム <2371> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.82%にあたる380万株(金額で80億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は11月21日から20年1月31日まで。
■ローム <6963> 9,140円 +90 円 (+1.0%) 本日終値
ローム<6963>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は20日、同社株の目標株価を1万円から1万500円に引き上げた。投資評価の「オーバーウエート」は継続した。同社は19日取引終了後、400億円のユーロ円建てCB(転換社債)を発行し、同CBの調達資金などを原資に上限500億円、1000万株(発行済み株式数の9.57%)を上限とする自社株買いを実施すると発表した。自社株買いの取得期間は11月20日から20年6月30日まで。ユーロ円CBの転換価格は19日終値から約55%上乗せした1万3593円で決まっており、当面、CBの株式転換は考慮しないことを前提に目標株価を見直している。
■リクルート <6098> 3,955円 +33 円 (+0.8%) 本日終値
リクルートホールディングス<6098>が全体下落相場に抗して頑強な値運び。全体悪地合いのなかも売りを吸収し6日続伸となっている。総合人材サービスのトップ企業として、幅広い分野で需要を取り込んでいる。足もとの業績は求人検索サイト「インディード」が好調で、全体収益を牽引。また、HRテックを積極化して利益を押し上げている点も高評価されているようだ。POSレジやキャッシュレス決済などの支援サービスも育成している。
■国際石油開発帝石 <1605> 1,012円 +3 円 (+0.3%) 本日終値
国際石油開発帝石<1605>はしっかり。前日のWTI原油先物価格は1ドル90セント高の1バレル=57ドル11セントと急伸。米原油在庫が予想を下回ったことに加え、ロシアが原油市場均衡のためOPECと引き続き協調減産に協力する姿勢をみせたことが原油価格上昇をもたらした。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株価指数は売られたものの、シェブロンやエクソンモービルなどのエネルギー関連株は高く引けており、東京市場でもこの流れを引き継ぐ形となった。
■東京エレクトロン <8035> 21,735円 -775 円 (-3.4%) 本日終値
東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連が安い。前日の米国株市場では、米中摩擦への警戒感が再燃し半導体関連株などに売りがかさんだ。半導体製造装置の世界最大手アプライドマテリアルズが2%超の下げをみせるなど、同セクターは総じて売りに押され、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も3日続落と下値を試す展開を強いられた。これを受け、東京市場でも関連銘柄に売りを誘発している。
株探ニュース