東京為替:ドル・円は反発、108円前半では押し目買い

通貨
2019年11月21日 17時08分

21日の東京市場でドル・円は反発。米中貿易協議に対する過度な悲観論は一服し、根強い合意期待を背景に主要通貨が対円で買い戻された。

米中貿易協議の第1段階の合意署名が来年にずれ込むとの見方から、前日海外市場で悲観的な見方が急速に強まった。本日アジア市場でも日本株や中国株の大幅安を手がかりにリスク回避の円買いが強まり、ドルは一時108円20銭台に下落。

ただ、劉鶴・中国副首相が「合意は可能」との前向きな姿勢を示し、進展期待の再燃でリスク回避の円買いは後退した。また、ドルは108円前半で国内勢の押し目買いが強まり、夕方にかけては朝方付けた本日高値を上抜ける場面もあった。

なお、ユーロ・円は119円94銭まで下落後は120円34銭まで切り返した。また、ユーロ・ドルは1.1072ドルから1.1079

ドルまで上昇後はほぼ横ばい。

・17時時点:ドル・円108円50-60銭、ユーロ・円120円20-30銭

・日経平均株価:始値23071.49円、高値23108.08円、安値22726.71円、終値23038.58円(前日比109.99円安)

【要人発言】

・李克強中国首相

「今年の中国経済は安定を維持している。主な目標の達成に自信」

「実質金利引き下げのため、あらゆる手段の活用が必要」

・劉鶴中国副首相

「米国の要求に困惑しているが、第1段階の合意は可能と確信している」

【経済指標】

・日・9月全産業活動指数:前月比+1.5%(予想:+1.5%、8月:0.0%)

【今日の欧米市場の予定】

・18:30 英・10月公的部門純借入額(銀行部門除く)(予想:+93億ポンド、9月:+94億ポンド)

・19:00 経済協力開発機構(OECD)経済見通し

・21:30 欧州中央銀行(ECB)議事要旨(10月24日開催分)

・22:00台 南ア中銀が政策金利発表(6.50%に据え置き予想)

・22:30 米・11月フィラデルフィア連銀製造業景況指数(予想:6.0、10月:5.6)

・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:21.8万件、前回:22.5万件)

・22:30 メスター米クリーブランド連銀総裁講演(金融安定化関連会合)

・24:00 米・10月景気先行指数(前月比予想:-0.2%、9月:-0.1%)

・24:00 米・10月中古住宅販売件数(予想:549万戸、9月:538万戸)

・24:10 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁質疑応答

《MK》

提供:フィスコ

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