来週の為替相場見通し=米中関連ニュースが相場を左右

通貨
2019年11月22日 17時44分

来週の外国為替市場のドル円相場は、米中貿易協議に関するニュースに左右される展開が続きそうだ。予想レンジは1ドル=107円50~109円50銭。

直近では「米中貿易協議が第1弾の合意に達していない場合でも、12月15日に予定される対中追加関税の第4弾の発動を見送る公算」などと報じられているが、米中協議を巡る先行き不透明感は依然として強い。米中協議の第1弾の合意が来年にずれ込むとの観測に加え、米上院・下院で可決された香港人権法案にトランプ米大統領が署名すれば米中対立が更に激化するとの見方があるからだ。一部で「中国の劉鶴副首相が先週、米側に28日の米感謝祭前に北京での対面協議を呼び掛けた」と伝えられるなか、今後の動向が注目される。

また、来週は日本時間26日にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演が予定されている。日本時間21日早朝に公表された10月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では当面の利下げ休止で一致したことが明らかとなっているが、追加緩和の思惑は残っており、同議長の発言に対する関心は高い。

このほか、主な経済指標では26日に米10月新築住宅販売件数、27日に米7~9月期GDP改定値と米10月個人消費支出(PCEデフレーター)、29日に日本の10月鉱工業生産とユーロ圏11月消費者物価指数などが発表される。

出所:MINKABU PRESS

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