ダブル・スコープ大商いで急騰、外資系証券の買い戻し背景に物色人気加速
ダブル・スコープ<6619>が大商いのなか18%高の893円まで買われる人気となった。売買高は後場寄り早々に1200万株を超えた。電気自動車(EV)シフトを政策的に進める中国の景気減速に対する警戒感が足もと後退するなか、EVの基幹部品であるリチウムイオン電池セパレーター出荷急減に歯止めがかかるとの思惑が浮上、韓国との軍事情報包括保護協定GSOMIAの終了についてもトランプ米政権の圧力により更に延期されるとの観測が強まっており、生産拠点を韓国に持ち“韓国関連”に位置付けられる同社株にはポジティブ材料となる。「株式需給面では一部の外資系証券による空売りが積み上がっており、その買い戻しが株価上昇を後押ししている」(国内証券マーケットアナリスト)との見方も出ている。