概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は反発、原油価格の上昇が支援材料

市況
2019年12月9日 9時47分

【ブラジル】ボベスパ指数 111125.8 +0.46%

6日のブラジル市場は5日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比503.5ポイント高(+0.46%)の111125.8で取引を終えた。110622.9から111429.7まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジで推移した。ジャイール・ボルソナーロ政権に対する支持率の上昇や景気の回復期待が高まっていることが好感された。また、米中通商合意への期待が高まっていることも引き続き支援材料。ほかに、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かりとなった。

【ロシア】MICEX指数 2928.76 +1.02%

6日のロシア株式市場は反発。主要指標のMOEX指数は前日比29.47ポイント高(+1.02%)の2928.76で取引を終了した。2897.56から2928.76まで上昇した。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の上昇が支援材料となり、資源の一角に買いが広がった。石油輸出国機構(OPEC)が2020年1-3月に一日当たりの生産高を50万バレル引き下げることで同意したことが原油価格を押し上げたもようだ。また、堅調な企業業績も対象銘柄の物色手掛かりとなった。

【インド】SENSEX指数 40445.15 -0.82%

6日のインドSENSEX指数は小幅続落。前日比334.44ポイント安(-0.82%)の40445.15、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同96.90ポイント安(-0.81%)の11921.50で取引を終えた。

買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。歳入不足を受け、政府が物品・サービス税(GST)の税率を引き上げることを検討しているとの観測を受け、世帯支出の一段縮小懸念が強まった。また、製造業の設備稼働率が過去最低まで落ち込んでいるとの報告も嫌気された。このほか、成長予想の下方修正が引き続き圧迫材料となった。

【中国本土】上海総合指数 2912.01 +0.43%

6日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比12.54ポイント高(+0.43%)の2912.01ポイントと続伸した。

米中通商合意の期待感が持続する流れ。ムニューシン米財務長官は5日、米中両国が次官級の電話協議を実施していると報告したうえで、「通商協議は軌道から外れていない」と記者団に語った。また、トランプ米大統領も同日、「交渉は順調に進んでいる」と述べている。米メディアはこれに先立つ4日、「米中両政府が第1段階合意に盛り込む関税の撤回範囲で歩み寄りつつある」と事情に詳しい関係者の話として報じていた。

《CS》

提供:フィスコ

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