前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2019年12月10日 5時20分

■日本駐車場 <2353>  163円 (-10円、-5.8%)

東証1部の下落率7位。日本駐車場開発 <2353> が急反落。6日の取引終了後に発表した第1四半期(8-10月)連結決算が、売上高57億5500万円(前年同期比1.1%増)、営業利益8億7900万円(同20.5%減)、純利益8億2800万円(同12.4%減)と大幅減益となったことが嫌気された。駐車場事業の安定的な成長が貢献し、売上高は第1四半期としては過去最高となったものの、スキー場事業やテーマパーク事業で、週末や連休における台風の直撃など悪天候要因が響き、減益となったことが全体の利益を押し下げた。なお、20年7月期通期業績予想は、売上高260億円(前期比6.6%増)、営業利益45億円(同8.2%増)、純利益28億4000万円(同0.6%増)の従来見通しを据え置いている。

■山田コンサル <4792>  1,761円 (-103円、-5.5%)

東証1部の下落率8位。山田コンサルティンググループ <4792> が急反落。株価は前週末に比べて5%超下落した。先月25日に発表した株式売り出しの受渡日を9日迎えた。売り出し価格は1771円で決まっているが、寄り付き段階で、株価は1800円半ばの水準にあったことから、利益確定売りが膨らんだ。更に後場に入ってからも株価は下げ止まらず、売り出し価格を割り込む水準へと下落している。

■第一精工 <6640>  2,650円 (-93円、-3.4%)

第一精工 <6640> が大幅反落。9日、先月21日に発表した公募増資と株式売り出しの受渡日を迎えた。発行・売り出し価格は2565円で決まっており、寄り付き段階で株価は2700円近辺で推移していたことから利益確定売りが膨らんだ様子だ。

■カナモト <9678>  3,150円 (-90円、-2.8%)

カナモト <9678> が反落。6日の取引終了後に発表した20年10月期連結業績予想で、売上高1827億円(前年同期比1.1%増)、営業利益161億円(同9.8%減)、純利益は99億円(同13.4%減)と営業減益を見込んでいることが嫌気された。東京五輪関連工事やインフラ再整備工事、主要都市での再開発事業などを背景に建設機械レンタル需要は引き続き底堅く推移するとみられ、売上高は増収を見込むものの、レンタル用資産の運用期間の延長を計画していることや、人事制度改革による積極的な人財投資を実施することなどが利益を圧迫するという。なお、19年10月期決算は、売上高1806億9400万円(前年同期比7.4%増)、営業利益178億4200万円(同1.4%増)、純利益114億3000万円(同3.6%減)だった。

※9日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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