16日の株式相場見通し=反落、米中合意も前週末の反動で利食い先行か

市況
2019年12月16日 8時17分

16日の東京株式市場は、売りに押される展開で日経平均は反落する可能性が高そうだ。米中の貿易交渉では「第1段階」の合意に達し、15日に予定されていた対中関税引き上げは見送られる形となったほか、9月発動分の関税率を15%から7.5%に半減させることが決まった。ただ、今回の合意で米中両国の説明にズレが生じていることもあり、火種がくすぶっている状況で、現状ではここから一段のリスクオンは期待しにくいとの見方が優勢。前週末の米国株市場では主要株指数の上げ幅が小さかったことや、日経平均は前週末に先物主導で約600円の上昇をみせていることもあって、その反動で利益確定売りが想定されるところ。下値では出遅れた向きの押し目買いが入り、下げても押し幅は限定的となりそうだ。

13日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比3ドル33セント高の2万8135ドル38セントと小幅ながら3日続伸。ナスダック総合株価指数は、同17.561ポイント高の8734.879だった。

日程面では、企業の物価見通し、10月の第3次産業活動指数など。また、東証2部にベース<4481>、東証マザーズにランサーズ<4484>、JMDC<4483>が新規上場する。海外では11月の中国工業生産高、中国小売売上高、中国都市部固定資産投資。12月のNY連銀製造業景況指数、12月のNAHB住宅市場指数など。

出所:MINKABU PRESS

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