話題株ピックアップ【夕刊】(2):サムティ、国際石開帝石、島津

注目
2019年12月20日 15時14分

■サムティ <3244>  2,241円  +38 円 (+1.7%)  本日終値

サムティ<3244>が後場一段高し連日の年初来高値更新となった。前引け後に、従来42円を予定していた19年11月期の期末配当を44円にすると発表。年間配当は79円(従来予想77円)となり、前の期比11円の増配となることが好材料視されたようだ。なお、3期連続の増配となる。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,168.5円  +18 円 (+1.6%)  本日終値

国際石油開発帝石<1605>が4日続伸、2月13日につけた年初来高値1186.5円の約10カ月更新を意識する水準にきている。ここ原油市況が上昇基調にあり、前日のWTI原油先物価格は反発し1バレル=61ドル台に乗せてきた。これは今年5月中旬以来の水準で、資源開発を手掛け原油価格と連動性の高い国際帝石の株価には追い風材料となっている。

■島津製作所 <7701>  3,460円  +45 円 (+1.3%)  本日終値

島津製作所<7701>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が19日付で、投資判断「オーバーウエート」を継続し、目標株価を3700円から4000円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、計測機器事業の質量分析計を中心としたラインアップ拡張により、安定的な利益成長の継続による過去最高益の連続更新を予想。20年3月期の営業利益予想を476億円から482億円へ、21年3月期を同513億円から515億円へ上方修正している。

■壱番屋 <7630>  5,560円  +70 円 (+1.3%)  本日終値

壱番屋<7630>が反発。19日の取引終了後に発表した11月度の月次情報で、既存店売上高が前年同月比3.2%増となり、3カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。今年3月からポークカレーなどの価格を値上げしたことが寄与し客単価が同2.8%増となったことが牽引した。また、土曜日が1日多かった影響もあり客数が同0.4%増となったことも寄与した。

■ソラスト <6197>  1,243円  +9 円 (+0.7%)  本日終値

ソラスト<6197>は続伸。19日の取引終了後に発表した11月度の介護サービス利用状況で、訪問介護サービス利用者数が7444人(前年同月比4.3%増)、デイサービス利用者数が1万1493人(同45.4%増)と増加基調を維持していることが好感されたようだ。19年4月になごやかケアリンク(東京都千代田区)を子会社化した効果が継続している。なお、施設系サービスの入居者数は2851人(同46.2%増)となり、入居率は95.7%と引き続き高水準で推移している。

■第一生命HD <8750>  1,861円  +6.5 円 (+0.4%)  本日終値

第一生命ホールディングス<8750>が3日反発したほか、T&Dホールディングス<8795>も6日続伸している。今週に入ってから米国債券市場では米中貿易摩擦への懸念後退や米株高などを背景に売りが膨らんでおり、前日の10年債利回りは一時1.95%を付け、節目の2%に近付いている。きょうの国内債券市場でも10年物国債が9カ月ぶりにプラス圏に浮上しており、資産の長期運用を行う保険関連銘柄に収益環境が好転するとの見方から買いが優勢となっている。

■東京エレクトロン <8035>  23,950円  +40 円 (+0.2%)  本日終値

東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連が買い優勢の展開となっている。前日の米国株市場ではインテルやエヌビディアなどをはじめ半導体関連株が買われ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は最高値を更新した。米中摩擦懸念の後退などを受け半導体株の強さが際立っており、SOX指数は現在最高値圏を走るS&P500指数などを上回る上昇パフォーマンスをみせている。東京市場でも世界的な半導体市況底入れ期待を背景に同関連株への買い意欲が強い。

■細田工務店 <1906>  137円  +20 円 (+17.1%)  本日終値

19日、細田工務店 <1906> [JQ]に対して長谷工コーポレーション <1808> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指すと発表したことが買い材料視された。TOB価格が前日終値を11.1%上回る1株130円とあって、本日の株価はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。買付期間は12月20日から20年2月4日まで。TOBが成立した場合、同社株は上場廃止となる見通し。

■フィル・カンパニー <3267>  4,240円  +480 円 (+12.8%)  本日終値

19日、東証がフィル・カンパニー <3267> [東証M]を26日付で市場1部に市場変更すると発表したことが買い材料視された。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■SBIIG <7326>  1,127円  +98 円 (+9.5%)  本日終値

SBIインシュアランスグループ<7326>が急騰。同社はSBIグループの保険事業を統括している。19日取引終了後、光通信<9435>と資本・業務提携することを発表。これが株価を押し上げる材料となった。相互に相手方企業グループの保険会社・少額短期保険会社の代理店となり、拡販を図る方針。資本面では光通信を引受先とする第三者割当増資を実施する。調達する約22億6900万円はM&A(企業買収)資金に充てる方針。

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