Jフロント新値追い、パルコの完全子会社化と好決算を引き続き好感
J.フロント リテイリング<3086>が4連騰し、連日の昨年来高値更新となっている。12月26日に発表した、パルコ<8251>の完全子会社化を目指したTOBの開始が引き続き好材料視されているようだ。
TOBは、グループとしての抜本的かつ機動的な事業ポートフォリオの変革を図るのが狙いで、商業施設型への収益構造の変革への期待が高い。また、同日発表の第3四半期累計(3~11月)連結決算は、売上高3617億6700万円(前年同期比8.4%増)、営業利益370億4200万円(同9.4%増)となり、特に9~11月期では23.2%営業増益となっており、パルコ事業で渋谷再開発事業における保留床売却などが寄与したという。なお、20年2月期通期業績予想は、売上高4920億円(前期比7.0%増)、営業利益470億円(同14.9%増)の従来見通しを据え置いた。