NY株式:NYダウ211ドル高、イラン情勢の鎮静化を引き続き好感

市況
2020年1月10日 7時00分

NY株式相場は上昇。ダウは211.81ドル高の28956.90、ナスダックは74.18ポイント高の9203.43で取引を終了した。イランとの対立激化が回避されたことを好感した買いが継続し、終日堅調推移となった。また、中国の劉首相が13日からワシントンを訪れ、15日に米中貿易交渉の第一段階目の合意について両国が署名する予定が報じられたことも好感された。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や家庭用品・パーソナル用品が上昇する一方で、電気通信サービスや耐久消費財・アパレルが軟調。

航空機のボーイング(BA)は、イランでの737型機墜落の原因がミサイルの誤射である可能性が報じられ上昇。携帯端末のアップル(AAPL)は、中国の政府系シンクタンクが12月のiPhone販売台数が320万台(前年270万台)に達したとの集計結果を発表して上昇。一方で百貨店のコールズ(KSS)は年末商戦期の売上高が0.2%減となったことを明らかにして下落。家庭用品小売のベッド・バス&ビヨンド(BBBY)は9-11月期決算で、売上高が前年比9%減となる冴えない決算を発表したほか、コスト削減に向けた店舗閉鎖の計画も遅延しており軟調推移。電気自動車のテスラ(TSLA)は最近の株価上昇を受けて一部アナリストが利益確定を推奨したことから下落した。

ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)は、小売各社が小売業で競合するアマゾン(AMZN)のAWSを避け、マイクロソフトのAzureをクラウドに採用する例が相次いでおり、アナリストの間でも強気の見方が広がっている。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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