15日の中国本土市場概況:上海総合0.5%安で続落、金融セクター下げ主導

市況
2020年1月15日 17時17分

15日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比16.78ポイント(0.54%)安の3090.04ポイントと続落した(上海A株指数は0.54%安の3237.81ポイント)。

買い手控えムードが漂う流れ。米中通商協議「第1段階の合意」署名式は、米東部時間の15日午前(日本時間16日未明)に開かれ、合意内容も明らかにされる。内容を見極めたいとするスタンスが強まった。合意の全文書は公開されないとの見方も出ている。また、ムニューシン米財務長官が14日、「第2段階の通商合意が完了するまで中国製品に対する追加関税は引き下げない」との方針を示したことも投資家心理の重しとなった。

金融株が下げを主導する。招商銀行(600036/SH)が1.8%安、中国平安保険(601318/SH)が1.2%安で引けた。資源・素材株、運輸株、不動産株、自動車株なども売られた。

半面、ハイテク株は高い。LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が6.0%、IC設計の上海書爾半導体(WILLSEMI:603501/SH)が6.4%ずつ上昇した。上海書爾半導体は上場来高値を更新している。食品飲料株、医薬品株も買われた。

一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.93ポイント(0.36%)安の259.72ポイント、深センB株指数が2.63ポイント(0.27%)高の994.93ポイントで終了した。

【亜州IR】

《FA》

提供:フィスコ

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