今からでも間に合う!将来に向けた資産運用入門~積立投資のメリットとは~

経済
2020年1月20日 18時21分

資産運用を考える際に、よく「投資信託」というワードは聞くけど、いまいちどのタイミングで買ったら良いのか、判断が難しい、コツを掴むためのマクロ経済分析などの勉強をする時間もない。。。このようなお悩みを抱えている方向けに今回は「積立投資」をご紹介したいと思います。これは毎月一定の金額で投資信託を買い付けることで「自動で合理的に購入する」投資法です。

ではどんなところが「自動で合理的」なのでしょうか?

例えば、自動的に『毎月1万円ずつドルを買う「定額」購入』と、『毎月100ドルずつドルを買う「定量」購入』では、前者の方が有利です。

なぜかというと、値動きのある金融商品を購入する場合は決まった額「定額」で購入していく方が、「定量」で購入していくより最終的な平均取得コストを平準化する効果があるからです。これを「ドルコスト平均法」と呼んでいます。

つまり、自動的に、商品が安い時はたくさん、高い時には少なく買い付けることになるため、結果的に平均購入単価を抑えることができるので、投資先の価格変動リスクを抑えられる投資法なのです。また、「毎月◯万円ずつ投資信託を買おう」というのは、ただ機械的に買えばいいのでルールとしても守りやすく、実行しやすいですよね。加えて、自動的に買うことで投資への恐怖心も減らすことができるでしょう。安い時に一気に買う方がもちろん利益は大きいですが、それがいつなのか判断するのは初心者でなくともなかなか難しいものです。私たちは人間ですので、時として合理的でない考え方や行動をしてしまうことがありますが、機械的に投資できるのがこの投資法の強みとなっております。

ドルコスト平均法は、ドルと名前がついていますが、外貨投資に限ったことではなく、積み立てで何らかの投資をする場合に用いられる用語です。では、どのような商品に有効なのでしょう。上下に変動している相場、ジグザグに動くような相場で力を発揮するため、投資期間全体にずっと上げていたり下げていたりする相場には向いていません。長期的な期間かつ定額で積み立てられるような金融商品であることが必要です。積立が可能な投資商品には、るいとう(株式累積投資)、純金(銀、プラチナ)積立、くりっく株365などがありますが、なんといっても、最も適している商品の1つが投資信託です。

証券会社各社には、定額で投資信託を買っていくことを前提とした商品がいくつも用意されています。「投信積立」と呼ばれるもので、多くは少額から始められるので、非常に手軽な投資商品ということもできます。投信積立ならば、投資のタイミングに悩まされることなく、時間を分散した投資が可能ですし、自動的に投資を続けられるというメリットもありますので、投資初心者にはもってこいだと思います。

■資産運用(投資)を始めるならネット証券がお手軽

投資信託などを通じて投資をする際には、まずは証券会社等に口座を開設しなければなりません。購入時に1~3%かかる手数料などが気になる方には、ネット証券をおススメします。ネット証券はPCやスマホから誰もが気軽に口座を開設することができ、手数料がダンゼン安いのです。ネット証券の選び方ですが、初めての方であれば、利用者に人気のあるところでまずは始めてみるのがいいと思います。たとえば、オリコンによる投資信託満足度ランキングを見てみると、2020年の第1位はフィデリティ証券となっているようです。また、同率で第2位になったところとしてはSBI証券やマネックス証券が続きました。ぜひ、参考にしてみてください。

「今からでも間に合う!将来に向けた資産運用入門」は、フィスコ所属アナリストによる独自の見解でコメントしています。

《US》

提供:フィスコ

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