東京株式(前引け)=続落、新型肺炎の感染拡大嫌気し売り優勢

市況
2020年1月28日 11時53分

28日前引けの日経平均株価は前営業日比219円00銭安の2万3124円51銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は5億4122万株、売買代金概算は1兆165億8000万円。値上がり銘柄数は332、対して値下がり銘柄数は1740、変わらずは87銘柄だった。

きょう前場の東京市場は、前日の米株市場でNYダウなど主要株指数が大きく下落したことを受け主力株をはじめ広範囲に売られる展開となった。中国で発生した新型肺炎の感染拡大に伴う世界経済への影響懸念などを背景に買い手控えムードが強い。ただ、東証1部全体の8割の銘柄が下落する展開となったものの、売り一巡後は押し目買いも観測され、やや下げ渋った。全体売買代金は1兆円を上回っている。

個別では、ソニー<6758>が安く、東京エレクトロン<8035>も軟調。キーエンス<6861>も売りに押された。KOA<6999>が大きく値を下げ、大幸薬品<4574>なども利食われた。半面、任天堂<7974>がしっかり、資生堂<4911>も買い優勢、塩野義製薬<4507>も堅調。小野測器<6858>が一時ストップ高に買われたほか、インソース<6200>なども大幅高。

出所:MINKABU PRESS

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