話題株ピックアップ【昼刊】:パンパシHD、イビデン、ファストリ
■総合メデHD <9277> 2,546円 +466 円 (+22.4%) 11:30現在 東証1部 上昇率トップ
総合メディカルホールディングス <9277> が急騰。5日大引け後、MBO(経営陣が参加する買収)を実施すると発表したことが買い材料視された。投資ファンドのポラリス・キャピタル・グループ傘下のPSMホールディングスが1株2550円でTOB(株式公開買い付け)を行う。買い付け価格は5日終値を22.6%上回る水準で本日の株価はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。買い付け期間は2月6日から3月23日まで。TOBが成立した場合、同社株は上場廃止となる見通し。
■パンパシHD <7532> 2,109円 +339 円 (+19.2%) 11:30現在 東証1部 上昇率2位
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>が急騰。20%近い上昇で2000円大台を回復、18年11月につけた1950円(分割後修正値)を上回り一気に上場来高値更新となった。同社は「ドン・キホーテ」などを展開し足もとの業績は会社側想定を上回る好調に推移している。5日取引終了後に20年6月期業績予想の上方修正を発表、営業利益は従来予想の680億円から720億円(前期比14%増)に増額しており、これがサプライズを呼ぶ形となった。
■JAM <8922> 122円 +17 円 (+16.2%) 11:30現在
日本アセットマーケティング <8922> [東証M]が続急騰。5日大引け後、発行済み株式数(自社株を除く)の8.00%にあたる6197万1700株(金額で82億6882万円)を上限に自社株TOB(株式公開買い付け)を実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。公開買い付け期間は2月6日から3月6日まで。買い付け価格は5日終値を23.8%上回る1株130円で本日の株価はこれにサヤ寄せする形となった。
■ミツバ <7280> 741円 +100 円 (+15.6%) ストップ高 11:30現在 東証1部 上昇率3位
5日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は84%増益」が好感された。
ミツバ <7280> が2月5日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比28.9%減の57.4億円に減り、通期計画の90億円に対する進捗率は63.8%にとどまり、5年平均の73.7%も下回った。
■パスコ <9232> 2,188円 +281 円 (+14.7%) 11:30現在 東証1部 上昇率4位
パスコ<9232>が大幅高となっている。同社は5日取引終了後に、20年3月期第3四半期累計(19年4~12月)の連結決算を発表。営業損益が15億1700万円の黒字(前年同期は1億円の赤字)に浮上したことが好感されているようだ。売上高は371億1200万円(前年同期比9.4%増)で着地。都市や森林を含む国土の現状を細密に把握するための航空レーザー計測や車両搭載型レーザー計測による3次元計測事業のほか、航空写真撮影事業、ICTを活用した行政業務支援サービスなどが好調に推移した。なお、通期業績予想は売上高530億円(前期比2.1%増)、営業利益27億円(同1.0%増)とする従来計画を据え置いている。
■クオールHD <3034> 1,539円 +124 円 (+8.8%) 11:30現在 東証1部 上昇率9位
5日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常は10%増益で着地」が好感された。
クオールホールディングス <3034> が2月5日大引け後(15:30)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比9.5%増の56.2億円に伸び、通期計画の76億円に対する進捗率は5年平均の71.6%を上回る74.0%に達した。
■ニッパツ <5991> 959円 +69 円 (+7.8%) 11:30現在
5日に発表した「1.56%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。
発行済み株式数(自社株を除く)の1.56%にあたる370万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月6日から6月23日まで。
■ミツウロコG <8131> 1,239円 +89 円 (+7.7%) 11:30現在
ミツウロコグループホールディングス <8131> が急伸。5日大引け後に発表した20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比3.0倍の49.4億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。営業基盤の拡大や他社との提携強化で法人、一般家庭向けの電力販売量が大幅に増加したことが寄与。燃料価格の下落でエネルギー事業の採算が急改善したことも利益を押し上げた。通期計画の58億円に対する進捗率は85.2%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。
■船井総研HD <9757> 3,150円 +226 円 (+7.7%) 11:30現在
5日に決算を発表。「今期経常は9%増で8期連続最高益、5円増配へ」が好感された。
船井総研ホールディングス <9757> が2月5日大引け後(15:30)に決算を発表。19年12月期の連結経常利益は前の期比14.9%増の57.5億円になり、20年12月期も前期比9.5%増の63億円に伸びを見込み、8期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。9期連続増収、11期連続増益になる。
■イビデン <4062> 2,770円 +190 円 (+7.4%) 11:30現在
イビデン<4062>は大きく買い先行、カイ気配スタートで3連騰。25日移動平均線とのマイナスカイ離を一気に上回る動きをみせている。同社は5日取引終了後に、20年3月期の業績予想の修正を発表、最終利益を従来予想の70億円から90億円に20億円増額、これを手掛かり材料に物色人気化している。工場の大規模な設備投資に伴い、旧設備を処分するための固定資産除却損が想定を下回る。なお、営業利益予想は据え置いているが170億円(前期比68%増)見通しと高変化をみこむ。ICパッケージなどの電子部品が5G向けなどで高水準の需要を捉え、利益を押し上げている。
■オイレス工業 <6282> 1,622円 +78 円 (+5.1%) 11:30現在
オイレス工業<6282>がマドを開けて大幅高に買われた。同社はオイレスベアリングのトップメーカーで免震装置にも展開するが、橋梁向け構造機器が好調で足もとの利益は会社側想定を上回る状況にある。5日取引終了後に、20年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の40億円見通しから45億円(前期比11%減)に大幅増額しており、これを材料視する買いを呼び込む形となった。株価面では信用買い残が枯れており、信用倍率は0.5倍台と売り長で需給関係の良さがポイントとなっている。
■日経レバ <1570> 22,570円 +890 円 (+4.1%) 11:30現在
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が商いを膨らませ急伸。売買代金は全市場を通じて群を抜いており、2位のソニー<6758>の2倍以上の水準をこなしている。日経平均株価に連動するETFで価格変動率は2倍に基本設定されている。ボラティリティの高さが特長で全体相場の値動きが上下に荒くなると、個人投資家を中心とした短期資金の売買が活発化する。きょうは、前日の米国株市場の急伸を受けリスクオンの流れが一気に強まっており、値幅取りを狙った資金が流入している。
■ファーストリテイリング <9983> 59,270円 +1,670 円 (+2.9%) 11:30現在
ファーストリテイリング<9983>が大幅高。きょうは前日の米株急伸を受け、日経平均は海外ヘッジファンドの先物への買い戻しを背景とした裁定買いで400円を超える上昇をみせており、日経平均寄与度の高い同社株には浮揚力が働いている。日経平均寄与度は11時現在で52円前後と採用銘柄の中で断トツとなっている。中国の新型肺炎の影響で収益面のダメージは免れないが、1月下旬以降の下げはやや過剰に売り込まれた感も強い。目先は治療薬やワクチン開発に関する報道などで新型肺炎に対する懸念がやや後退しており、同社株はインデックス的な買いによる浮揚効果に加え、空売りの買い戻しも誘発しているもようだ。
■国際石油開発帝石 <1605> 1,076円 +28.5 円 (+2.7%) 11:30現在
国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>、JXTGホールディングス<5020>など資源開発・石油関連株に買いが集まっている。中国の新型肺炎に対するマーケットの警戒感がやや和らいでおり、米株市場は大きく買いが優勢となっているが、原油市況もリスクオフの巻き戻しでリバウンドに転じた。前日のWTI原油先物価格は1ドル14セント高の1バレル=50ドル75セントと6日ぶりに急反発。これを背景に米国株市場ではエクソンモービルが4.6%高、シェブロンも3.2%高に買われるなど急伸しており、東京市場にもこの流れが波及している。
■Aiming <3911> 370円 +80 円 (+27.6%) ストップ高買い気配 11:30現在
Aiming<3911>がストップ高カイ気配。5日の取引終了後、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>傘下のスクウェア・エニックスとスマートフォン向けゲーム「ドラゴンクエストタクト」を共同開発すると発表しており、これが好感されている。「ドラゴンクエストタクト」は、「ドラクエ」シリーズに登場するおなじみのモンスター達を指揮して戦うタクティカルRPG。戦闘は「ドラゴンクエスト」ならではのターン制のコマンドバトルの要素を踏襲しつつ、マス目で区切られたバトルマップ上で、3Dで描かれたモンスターたちが白熱のバトルを繰り広げるのを楽しむことができるという。なお、サービス開始は20年予定としている。
■日本ユピカ <7891> 2,551円 +500 円 (+24.4%) ストップ高買い気配 11:30現在
日本ユピカ <7891> [JQ]がストップ高買い気配。5日大引け後、三菱瓦斯化学 <4182> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指すと発表したことが買い材料視された。TOB価格が前日終値を46.3%上回る1株3000円とあって、本日の株価はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。買付期間は2月6日から3月23日まで。TOBが成立した場合、同社株は上場廃止となる見通し。
●ストップ高銘柄
ミヤコ <3424> 1,395円 +300 円 (+27.4%) ストップ高買い気配 11:30現在
JMACS <5817> 612円 +100 円 (+19.5%) ストップ高 11:30現在
クリエアナブキ <4336> 669円 +100 円 (+17.6%) ストップ高 11:30現在
など、7銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース