アクセル---3Qは営業利益が3.23億円、グラフィックスLSI及びメモリモジュール製品の販売増加
アクセル<6730>は7日、2020年3月期第3四半期(19年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が64.68億円、営業利益が3.23億円、経常利益が3.40億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同3.32億円となった。2020年3月期第1四半期より四半期連結財務諸表を作成しているため、対前年同四半期増減率は公表していない。
LSI開発販売関連の売上高は63.62億円、セグメント利益は11.76億円となった。パチンコ・パチスロ機向け製品では、グラフィックスLSIが在庫調整の影響を受けた前年同期に対し、約7万個増加となる約28万個の販売となった。さらには、メモリモジュール製品は新規採用に加え、採用顧客の好調な販売動向に支えられ、大幅な販売増加となった。一方、組み込み機器向け製品は、顧客の需要動向により前年同期を下回る販売となった。
新規事業関連は売上高1.05億円、セグメント損失4.29億円となった。ミドルウェア、機械学習(AI)、ブロックチェーン、セキュリティ領域に向けたスタートアップ事業であり、ミドルウェア、機械学習(AI)領域での売上高が中心となっている。
2020年3月期については、同日、連結業績予想を発表した。売上高が80.00億円、営業利益が1.70億円、経常利益が1.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.70億円とする2019年11月8日に公表した業績予想を据え置いている。
《SF》
提供:フィスコ