ワールドHDがカイ気配で一気に水準切り上げ、20年12月期業績回復と増配を材料視
ワールドホールディングス<2429>が寄り付き大口買いに値がつかず、気配値のまま一気に水準を切り上げている。同社は製造業向け人材派遣や業務請負を展開する。10日取引終了後に発表した19年12月期決算は営業利益が前の期比36%減の47億3000万円と低調だったが、これは事前に株価に織り込みが進んでいた。一方、20年12月期業績見通しについては急回復を見込んでおり、営業利益は78億5100万円(前期比66%増)とV字回復以上の伸びを予想、これが株価を強く刺激する格好となった。年間配当については、前期減配も今期は大幅増配を計画し99円80銭を見込む。配当利回りは直近終値ベースで5.9%近い水準。