ルネサス急騰で800円台回復、1~3月期の収益回復見込みで投資資金流入
ルネサスエレクトロニクス<6723>がマドを開けて急騰、一時10.5%高に買われ800円台を回復した。12日取引終了後に発表した19年12月期決算は最終損益が59億1400万円の赤字(前の期実績は509億8900万円の黒字)に落ち込んだが、株価には織り込みが進んでいたことに加え、同日発表した20年1~3月期の売上収益が1750億円から1830億円と前年同期比2ケタ増益を見込んでおり、これを手掛かり材料に投資資金が流入する格好となった。半導体市況は世界的に底入れ期待が強く、車載用マイコンの世界トップメーカーである同社にとっても追い風局面への移行が意識されている。