ゼンショHDが3日ぶり急反発、国内有力証券は「バイ」へ引き上げ
ゼンショーホールディングス<7550>が3日ぶりに急反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は12日、同社株のレーティングを「ホールド」から「バイ」へ引き上げた。目標株価は2700円から3000円に見直した。米国産牛肉の価格低下効果が大きく、業績の押し上げを予想している。また、主力の牛丼「すき家」に加え、低価格回転すし「はま寿司」を展開。牛丼は所得の向上している若年層の支持が強く低価格で業界全体が好調なほか、低価格回転すし業界も国内外食では、数少ない成長分野であることを評価している。特に、米国産牛肉は米中貿易摩擦を受け、米国産ショートプレート価格が低下していることに加え、日米貿易協定により20年1月から米国産牛肉の関税率は低下していく。同証券では20年3月期の連結純利益は232億円(会社予想は238億4800万円)、21年3月期は今期推定比22%増の282億円、22年3月期は301億円を予想している。
最終更新日:2020年02月13日 11時10分