話題株ピックアップ【夕刊】(2):GMO-PG、レーザーテク、東エレク

注目
2020年2月13日 15時17分

■GMO-PG <3769>  7,730円  +490 円 (+6.8%)  本日終値

12日に決算を発表。「10-12月期(1Q)税引き前は41%増益で着地」が好感された。

GMOペイメントゲートウェイ <3769> が2月12日大引け後(15:31)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年9月期第1四半期(10-12月)の連結税引き前利益は前年同期比41.1%増の27.2億円に拡大し、10-3月期(上期)計画の41.2億円に対する進捗率は66.2%に達し、3年平均の52.0%も上回った。

⇒⇒GMO-PGの詳しい業績推移表を見る

■エラン <6099>  1,825円  +115 円 (+6.7%)  本日終値

エラン<6099>が後場動意づき、一時8%近く上昇した。同社はきょう午後0時30分頃に、20年12月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを17億2000万円(前期比15.2%増)としていることや、期末一括配当計画を11円(前期に比べ2円増配)としていることが好感されたようだ。売上高は246億5000万円(同14.6%増)を見込む。主力サービスの「CSセット」(衣類・タオルの交換サービス付きレンタルと紙おむつや日常生活用品の提供を組み合わせた複合サービス)の導入施設の開拓を進めるとともに、業務効率化や生産性の向上を図るとしている。また、白衣など医療従事者向け衣類を手掛けるクラシコ(東京都渋谷区)と資本・業務提携に向けた基本合意書を締結したことも発表。具体的な内容については、決定次第速やかに開示するとしている。

■レーザーテック <6920>  6,100円  +300 円 (+5.2%)  本日終値

レーザーテック<6920>が続急伸、一時400円高の6200円と値を飛ばし、上場来高値を更新した。前日からもみ合い上放れの動きをみせていたが、5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを目前にして一段の上値を見込んだ買いが流入した。次世代通信規格「5G」関連の投資需要拡大に伴いCPU性能向上に対するニーズが顕在化している。これがロジック半導体の一段の微細化を促しており、その際に波長の短いEUV(極端紫外線)を使った露光技術が注目を集め、半導体用露光装置にもEUV型の新たな市場が創出されている。レーザーテックはEUV露光装置に対応したマスクブランクス検査装置を世界で唯一供給できるオンリーワン企業であり、足もとの受注も会社側想定を上回って好調に推移しているもよう。これを背景にファンド系資金の組み入れ目的の継続的な実需買いが流入しているとみられる。

■ゼンショHD <7550>  2,495円  +102 円 (+4.3%)  本日終値

ゼンショーホールディングス<7550>が3日ぶりに急反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は12日、同社株のレーティングを「ホールド」から「バイ」へ引き上げた。目標株価は2700円から3000円に見直した。米国産牛肉の価格低下効果が大きく、業績の押し上げを予想している。また、主力の牛丼「すき家」に加え、低価格回転すし「はま寿司」を展開。牛丼は所得の向上している若年層の支持が強く低価格で業界全体が好調なほか、低価格回転すし業界も国内外食では、数少ない成長分野であることを評価している。特に、米国産牛肉は米中貿易摩擦を受け、米国産ショートプレート価格が低下していることに加え、日米貿易協定により20年1月から米国産牛肉の関税率は低下していく。同証券では20年3月期の連結純利益は232億円(会社予想は238億4800万円)、21年3月期は今期推定比22%増の282億円、22年3月期は301億円を予想している。

■川田テクノロジーズ <3443>  6,680円  +250 円 (+3.9%)  本日終値

川田テクノロジーズ<3443>は3日ぶりに急反発。12日取引終了後、20年3月期利益予想の増額修正を発表したことが好感された。売上高は1200億円(前期比1.4%増)で据え置いたが、営業利益は48億円から54億円(同11%減)、純利益は43億円から52億円(同14.2%減)に修正した。大型工事の設計変更が獲得できたことや持ち分法適用関連会社の業績が順調に推移したことが収益に寄与する。

■AOKIHD <8214>  1,036円  +35 円 (+3.5%)  本日終値

AOKIホールディングス <8214> が大幅反発。12日大引け後、発行済み株式数(自社株を除く)の1.17%にあたる100万株(金額で15億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は2月13日から12月31日まで。

■東京エレクトロン <8035>  25,705円  +530 円 (+2.1%)  本日終値

東京エレクトロン<8035>が大幅高で一時700円高の2万5875円まで買われ、上場来高値を更新した。全体相場は上値の重い展開で、週明け以降は値下がり銘柄数が値上がり数を大きく上回る地合いが続いているが、半導体製造装置関連株は強い動きを維持する銘柄が多く、同社株はその筆頭に挙げられる。半導体製造装置の市場は、2020年は前年比増加に転じるとみられているが、これは次世代通信規格「5G」関連の投資需要が大きく影響している。米国株市場でも半導体周辺銘柄の動きは強く、前日はNYダウやナスダック総合指数だけでなく、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も3日続伸で最高値を更新した。東京市場でもシンボルストックである同社株に海外投資家とみられる買いが観測され、株価を押し上げる格好となっている。

■デジタルアーツ <2326>  5,790円  +100 円 (+1.8%)  本日終値

デジタルアーツ<2326>が4連騰と上値指向を強めている。今期業績予想の下方修正を受け、今月4日の取引時間中に4500円の昨年来安値をつけたが、同日は大陽線で引け、それ以降は急速に戻り足に転じている。閲覧制限ソフトや情報漏洩防止のフィルタリングソフトを手掛け、サイバーセキュリティー関連の一角として存在感を示す。リストにあるURLのみアクセスを許可する「ホワイトリスト運用」を採用してマルウェア検知率で高い実績を有しており、地方自治体向けなどで高水準の需要を獲得している点が注目されている。同社のフィルタリングソフトは高度な標的型攻撃対策でも優位性を持ち、来期以降の業績回復に期待が大きい。

■アトラエ <6194>  3,175円  -700 円 (-18.1%) ストップ安   本日終値  東証1部 下落率トップ

12日に決算を発表。「10-12月期(1Q)経常は12%減益で着地」が嫌気された。

アトラエ <6194> が2月12日大引け後(15:00)に決算を発表。20年9月期第1四半期(10-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比12.4%減の1.9億円に減り、通期計画の8.7億円に対する進捗率は22.6%となり、3年平均の24.0%とほぼ同水準だった。

⇒⇒アトラエの詳しい業績推移表を見る

■エン・ジャパン <4849>  3,925円  -700 円 (-15.1%) ストップ安   本日終値  東証1部 下落率2位

12日に決算を発表。「今期経常を一転9%減益に下方修正」が嫌気された。

エン・ジャパン <4849> が2月12日大引け後(15:30)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比11.8%減の81.7億円に減った。併せて、通期の同利益を従来予想の122億円→108億円(前期は118億円)に11.5%下方修正し、一転して8.7%減益見通しとなった。

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