今週の「妙味株」一本釣り！ ─ エクストリーム

●エクストリーム <6033> 　【目標株価】3500円（14日終値2128円）

「底値離脱の序曲、驚異的な急騰力内包」

エクストリーム <6033> [東証Ｍ]はここ上値指向を強めているが、中長期トレンドでみれば底練りからの離脱初動、スケールの大きい上昇相場が期待できそうだ。スマートフォンゲーム開発企業やWeb・IT企業への技術者派遣及び受託開発業務を手掛けている。顧客企業にハイスペックな人材を常駐させ、技術ソリューションを提供するほか、顧客先から持ち込まれたゲームやシステム開発案件などを受託する。また、ゲームタイトルの使用許諾を行うコンテンツプロパティ事業でも強みを発揮、スマホゲーム「ラングリッサー」のロイヤルティー収益は同社の業績に大きく貢献している。

20年3月期第3四半期（19年4-12月）決算は営業利益が11億1100万円と前年同期比倍増となった。20年3月期通期では13億6300万円と前期比4割以上の高水準の伸びが予想されている。

株価は驚異的な急騰性を内包している。2018年7月から8月にかけて株価を1300円台から1万2000円台（分割修正後の現在の株価を基準にすると650円台から6200円近辺）まで短時日で10倍近くに大化けさせた。一方で経営実態は良好、時価PERは12倍台にとどまり、株主還元にも前向きで今期は34円配当を計画している。

株式需給面では信用買い残は軽く、滞留出来高も2000円台半ばを超えれば真空地帯に突入する。テクニカル的には日足一目均衡表がちょうど厚い雲を抜けたところ。更に株主構成にも思惑があり、直近急動意したイグニス <3689> [東証Ｍ]の株主でもあるフィリップ・セキュリティーズ・クライアンツ（リテール）が大株主に入っている。

株探ニュース