４日の株式相場見通し＝続落、緊急利下げでも米株急落で投資マインド悪化
４日の東京株式市場は、売り優勢の展開となり日経平均は続落しそうだ。２万１０００円台を大きく割り込む展開が想定される。前日の米国株市場ではＮＹダウが一時１０００ドル近い下落をみせ、終値でも７８５ドル安と大幅な下げをみせた。ＦＲＢが新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済への影響を緩和するため政策金利を０．５０％引き下げる緊急利下げを発表したが、全体相場は売りなおされる形となった。外国為替市場では日米金利差縮小からドル安・円高に振れており、東京市場では主力株中心に逆風の強い展開を強いられそうだ。
３日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比７８５ドル９１セント安の２万５９１７ドル４１セントと急反落。ナスダック総合株価指数は、同２６８．０７５ポイント安の８６８４．０９４だった。
日程面では、きょうはマザーズ市場にＫｉｄｓ Ｓｍｉｌｅ Ｈｏｌｄｉｎｇｓ<7084>が新規上場する。海外では２月のＩＳＭ非製造業景況感指数、２月の全米雇用リポート、２月の財新中国非製造業ＰＭＩ、１月のユーロ圏小売売上高、１０～１２月の豪ＧＤＰなど。