「ドラッグストア」が7位にランク、各社の2月既存店売上高が大きく伸長<注目テーマ>
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10 教育ICT
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「ドラッグストア」が7位となっている。
ドラッグストア大手の2月度の既存店売上高(速報値)が大きく伸びている。クスリのアオキホールディングス<3549>が前年同月比12.2%増と昨年10月度以来の2ケタ増となったほか、カワチ薬品<2664>は同4.5%増と4カ月ぶりにプラス転換。
このほか、ツルハホールディングス<3391>は同7.1%増と2カ月ぶりに前年実績を上回り、サツドラホールディングス<3544>は同6.9%増と1月度に比べ伸び率が拡大。Genky DrugStores<9267>は同10.1%増となり、1月度の3.4%増から伸長した。
新型コロナウイルスの感染者拡大を背景に、マスクや除菌剤などの衛生用品を求めて来店客数が増加したことが寄与したもよう。足もとではトイレットペーパーやティッシュペーパー、生理用品など紙製品の売り切れが続出しており、これもドラッグストアに関心が高まる一因となっているようだ。
ただ、前日4日にはアインホールディングス<9627>が、新型コロナ感染拡大による消費の冷え込みなどを理由に、20年4月期通期の連結営業利益予想を従来の187億円から165億円(前期比2.7%増)に下方修正しており、今後の動向には注意しておきたい。