東京株式(前引け)=大幅続伸、米1兆ドル経済対策への思惑追い風
18日前引けの日経平均株価は前営業日比296円80銭高の1万7308円33銭と大幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は12億3187万株、売買代金概算は1兆8668億円。値上がり銘柄数は1478、対して値下がり銘柄数は643、変わらずは45銘柄だった。
きょう前場の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが1000ドルを超える反発をみせたことを受け、リスクを取る動きが優勢となった。トランプ米政権が総額1兆ドルの経済対策を検討すると発表したことを受け、新型コロナウイルスの感染拡大による米景気失速への懸念がやや和らいでおり、これが東京市場でも好感された。日経平均は2月中旬の2万3000円台後半から直近まで短期間で7000円近い大幅な調整を入れており、目先は突っ込み警戒感からの空売り買い戻しや押し目買いを呼び込む形となった。
個別ではトヨタ自動車<7203>、ソニー<6758>が買われ、富士フイルムホールディングス<4901>は大商いで一時ストップ高となる人気となった。任天堂<7974>、オリエンタルランド<4661>も高い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクもしっかり。ヤーマン<6630>はストップ高に買われた。半面、ソフトバンクグループ<9984>が下落、ファーストリテイリング<9983>も安い。日本M&Aセンター<2127>が大幅安。フルキャストホールディングス<4848>、SCSK<9719>などの下げも目立つ。ランドビジネス<8944>はストップ安。