NY株式:NYダウ188ドル高、原油反発やECBと英中銀の緩和策拡大を材料視

市況
2020年3月20日 7時00分

米国株式相場は反発。ダウ平均は188.27ドル高の20087.19ドル、ナスダックは160.73ポイント高の7150.58ポイントで取引を終了した。朝方発表された週次失業保険申請件数が2年半ぶりの高水準に急増したほか、3月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想外のマイナスに落ち込むなど、新型ウイルスによる経済への悪影響がすでに出始め、景気悪化への警戒感から下落して始まった。その後、原油価格が過去最大の上昇率を記録したほか、欧州中央銀行(ECB)と英中銀による緩和策拡大、また、トランプ大統領が多くの新しい抗ウイルス療法で、臨床試験をすでに実施していることを明らかにすると、投資家心理が改善し上昇に転じた。セクター別では消費者サービス、自動車・自動車部品が上昇した一方、公益事業や家庭・パーソナル用品が下落した。

インターネット通販大手のアマゾン・コム(AMZN)は、サイトが一時閉鎖するほどネット販売が急増しており上昇。また、配車サービス大手のウーバーテクノロジーズ(UBER)は、コスロシャヒCEOがアジアビジネスの回復で、流動性に問題がないことを表明したため急伸。医療機器の開発・製造・販売メドトロニック社(MDT)は、新型ウイルスの蔓延で不足している酸素吸入器の生産拡大を発表し上昇した。また、一時的な生産停止する間、自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)も酸素吸入器の製造を検討していると報じられ上昇した。

S&P500指数など大型株は1%未満の上昇となる中、小型株で構成されるラッセル2000小型株指数は約7%上昇となった。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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