【↓】日経平均 大引け| 4日続落、NYダウ急落を受け1万8000円割れ (4月2日)

市況
2020年4月2日 16時26分

日経平均株価

始値  17934.42

高値  18132.04(12:46)

安値  17707.66(10:19)

大引け 17818.72(前日比 -246.69 、 -1.37% )

売買高  16億4426万株 (東証1部概算)

売買代金  2兆5703億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は前日比246円安、3月23日以来の1万8000円割れに

2.1日のNYダウは973ドル安、新型コロナ感染拡大への警戒強い

3.NYダウ先物は堅調に推移し、東京市場も下値には買いが流入

4.米自動車販売不振でSUBARUやマツダなど自動車株が安い

5.政府による布マスク配布の発表でダイトウボウや内外綿など高い

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウが前日比973ドルと大幅に続落した。新型肺炎拡大による景気失速を警戒、ISM製造業景況感指数の悪化も嫌気された。

東京市場では、日経平均株価は4日続落。終値ベースでは先月23日以来の1万8000円割れとなった。

2日の東京市場は、前日の米株式市場でNYダウが前日比973ドル安と急落したことを受け、寄り付きから軟調に推移した。日経平均は一時350円を超す下落となり、1万7700円台まで値を下げる場面があった。ただ、時間外のNYダウ先物は堅調に推移していることから、下値には買いが入り下げ渋った。

個別銘柄では、任天堂<7974>やファーストリテイリング<9983>、リクルートホールディングス<6098>が安く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>といった銀行株が安い。米国の自動車販売不振を受け、トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>、SUBARU<7270>などが売られた。武田薬品工業<4502>やテレワーク関連のブイキューブ<3681>も反落した。

半面、ソフトバンクグループ<9984>やソニー<6758>が高く、キーエンス<6861>やファナック<6954>もしっかり。オリエンタルランド<4661>やNTTドコモ<9437>も値を上げた。人工心肺の増産を報じられたテルモ<4543>も高い。政府が全世帯に布マスクを配布すると発表したことから、ダイトウボウ<3202>や新内外綿<3125>、中京医薬品<4558>などマスク関連株が値を上げた。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、テルモ <4543> 、ファナック <6954> 、ファミマ <8028> 、ソニー <6758> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約49円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、リクルート <6098> 、京セラ <6971> 、エーザイ <4523> 、TDK <6762> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約81円。

東証33業種のうち上昇は鉱業、石油石炭製品、保険業の3業種のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)情報・通信業、(2)精密機器、(3)化学、(4)電気機器、(5)食料品。一方、下落率の大きかった5業種は(1)空運業、(2)その他金融業、(3)証券商品先物、(4)繊維製品、(5)金属製品。

■個別材料株

△フロンテオ <2158> [東証M]

横浜銀行に「キビット コネクト」導入。

△ワッツ <2735>

上期経常を一転2.3倍増益に上方修正。

△ソフトMAX <3671> [東証M]

ソラストと医療領域のICT活用で包括的業務提携。

△クラウドW <3900> [東証M]

3月の新規発注者が大幅増。

△IC <4769> [JQ]

投資有価証券売却益計上で上期及び通期最終利益予想を上方修正。

△Gキッズ <6189>

認可保育所7施設を新規に開設。

△ワークマン <7564> [JQ]

3月既存店売上高は30ヵ月連続で前年上回る。

△象印 <7965>

12-2月期(1Q)経常は微減益も対上期進捗は過去平均を超過。

△ヤマダ電 <9831>

自社株買いの実施を発表。

△SBG <9984>

米ウィーワークのTOB取りやめ。

▼フイルコン <5942>

今期経常を38%下方修正。

▼高島屋 <8233>

3月の免税売り上げ9割減。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ワイヤレスG <9419> 、(2)ハイパー <3054> 、(3)ヘリオスTH <6927> 、(4)ソウルド <6553> 、(5)ヤマダ電 <9831> 、(6)イワキ <8095> 、(7)ダイトウボウ <3202> 、(8)ワッツ <2735> 、(9)ジャスト <4686> 、(10)Gキッズ <6189>

値下がり率上位10傑は(1)ヒトコムHD <4433> 、(2)三協立山 <5932> 、(3)東祥 <8920> 、(4)フォーバル <8275> 、(5)イリソ電子 <6908> 、(6)だいこう <8692> 、(7)スズデン <7480> 、(8)上新電 <8173> 、(9)日新 <9066> 、(10)神栄 <3004>

【大引け】

日経平均は前日比246.69円(1.37%)安の1万7818.72円。TOPIXは前日比21.21(1.57%)安の1329.87。出来高は概算で16億4426万株。東証1部の値上がり銘柄数は266、値下がり銘柄数は1872となった。日経ジャスダック平均は2878.14円(26.81円安)。

[2020年4月2日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.