米国株見通し:上げ渋りか、米雇用情勢の悪化で先行きに懸念

市況
2020年4月2日 17時02分

(16時50分現在)

S&P500先物    2,490.12(+42.12)

ナスダック100先物   7,558.00(+119.25)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は350ドル高。NY原油先物(WTI)も下げ渋り、今晩の米株式市場は買いが先行しそうだ。

1日の取引は大幅続落。主要3指数は4%超も弱含み、ダウは前日比1000ドル近い下げを記録し21000ドルを下回る水準で取引を終えた。米国内で新型コロナウイルスの感染による死者数が3日間で倍増するなど、驚異的な拡大ペースで先行きへの懸念が強まった。この日発表されたADP雇用統計とISM製造業景況指数はいずれも想定ほど悪くない内容が示されたが、株売りを弱める材料にはならなかったようだ。

前日大幅安の反動で、今晩は自律反発が見込まれる。ただ、今晩発表の新規失業保険申請件数は大幅に増加した前回をさらに上回る見通し。ある程度織り込まれているとはいえ、新型ウイルスの労働市場への悪影響が改めて意識され、景気後退(リセッション)入りへの思惑からリスク資産の整理に傾きやすい。また、大幅な悪化が予想される明日の雇用統計を控え買いが縮小すれば、指数は下げに転じる可能性もあろう。

《TY》

提供:フィスコ

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