パイプドHD---20年2月期は2ケタ増収・大幅な増益、情報資産プラットフォーム事業及び広告事業が好調

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2020年4月13日 16時26分

パイプドHD<3919>は10日、2020年2月期連結決算を発表した。売上高が前期比14.5%増の62.07億円、営業利益が同252.9%増の13.90億円、経常利益が同259.1%増の14.02億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同389.1%増の6.88億円となった。

情報資産プラットフォーム事業の売上高は前期比15.8%増の42.49億円、営業利益は同71.3%増の14.19億円となった。主なサービスである情報資産プラットフォーム「スパイラル(R)」においては、業務効率化ソリューションを多数提供開始し、拡販活動に努めた結果、有効アカウント数は3,680件となった。

販促CRMソリューション事業の売上高は前期比6.1%減の9.63億円、営業利益は同84.1%増の0.84億円となった。ITを活用した業務最適化や顧客との接点機会創出及び強化を支援するサービスの提供や、顧客に応じた最適なITシステムの開発請負等を行っている。

広告事業の売上高は前年同期比50.8%増の7.27億円、営業利益は同279.6%増の3.09億円となった。営業強化による売上高の拡大と広告管理業務の内製化による利益率の向上を実現し、増収増益となった。なお、広告事業の売上高については、広告枠の仕入高を売上高から控除する純額で表示(ネット表示)しており、広告枠の仕入高控除前の総額で表示(グロス表示)した場合の売上高は50.19億円となっている。

xTech事業の売上高は前期比15.1%増の1.88億円、営業損失は0.34億円(前期は0.55億円の損失)となった。IT技術の利活用により企業や団体の垣根を越えて情報を共有し、業界に革新的なサービスを創出することが期待できる事業を行っている。

社会イノベーション事業の売上高は前期比0.9%増の0.79億円、営業損失は0.41億円(前期は0.38億円の損失)となった。個々の企業や業界の内部にある問題の解決でなく、それらの枠を超えて存在する社会的課題の解決を図ることを目的とした公益性の高い事業を行っている。

2021年2月期通期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症拡大による非常事態が比較的早期に回復してくる場合と、上期末の2020年8月末まで継続する場合を想定し、売上高が前期比0.1~9.8%減の56.00~62.00億円、営業利益が同13.7~49.7%減の7.00~12.00億円、経常利益が同14.4~50.1%減の7.00~12.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.8~49.2%減の3.50~6.00億円を見込んでいる。

《SF》

提供:フィスコ

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