エノモト---20年3月期は増収増益、コネクタ用部品製品群が好調に推移
エノモト<6928>は8日、2020年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比7.6%増の226.47億円、営業利益が同20.1%増の13.58億円、経常利益が同10.6%増の13.94億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.0%増の9.12億円となった。
IC・トランジスタ用リードフレーム製品群の売上高は前期比0.4%減の74.85億円となった。自動車向け部品が海外を中心とする自動車の販売台数減少の影響を受けた。
オプト用リードフレーム製品群の売上高は前期比2.5%減の28.54億円となった。前期に好調だった自動車向け部品や大型ディスプレイ及びアドバタイズメント等の設備向け部品が在庫調整局面に転じたことが影響した。
コネクタ用部品製品群の売上高は前期比18.5%増の115.54億円となった。スマートフォン向け部品やウェアラブル端末向け部品等の需要が高水準に推移した。
その他の製品群の売上高は前期比12.0%減の7.52億円となった。リレー用部品が主なものである。
2021年3月期通期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響を現時点では合理的に算定することが困難であることから未定としており、合理的な算定が可能になった時点で速やかに開示するとしている。
《SF》