本日注目すべき【好決算】銘柄 コロプラ、ユニチャーム、ファイバーG (14日大引け後 発表分)

注目
2020年5月15日 7時01分

14日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

コロプラ <3668>   ★上期経常が151倍増益で着地

◆20年9月期上期(19年10月-20年3月)の連結経常利益は前年同期比151倍の74億円に急拡大して着地。開発を担当したスマートフォン向けゲーム「ドラゴンクエストウォーク」のヒットが収益拡大に大きく貢献した。自社タイトルでは周年記念イベントを開催した「クイズRPG魔法使いと黒猫のウィズ」や「アリス・ギア・アイギス」が好調だった。

データHR <3628> [東証M]  ★7-3月期(3Q累計)経常が黒字浮上で着地

◆20年6月期第3四半期累計(19年7月-20年3月)の連結経常損益は2億0200万円の黒字(前年同期は1億4900万円の赤字)に浮上して着地。保険者向けのデータヘルス関連サービスで既存顧客からの追加受注や新規顧客の獲得が好調だったほか、福祉事務所向けも生活保護システム分野で実績のある北日本コンピューターサービスとの提携効果で受注を伸ばした。

通期計画の2億1600万円に対する進捗率は93.5%となり、業績上振れが期待される。

ファインデ <3649>   ★1-3月期(1Q)経常は2.3倍増益・上期計画を超過

◆20年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の6.5億円に急拡大して着地。医療用データ管理システムや文書作成システムを中心とするソフトウェア販売が大きく伸び、39.3%の大幅増収を達成したことが寄与。

上期計画の4.8億円をすでに35.2%も上回っており、業績上振れが期待される。

ソフトMAX <3671> [東証M]  ★1-3月期(1Q)経常は2倍増益・上期計画を超過

◆20年12月期第1四半期(1-3月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.0倍の1億1900万円に急拡大して着地。医療機関の堅調なIT投資ニーズを背景に、電子カルテを主力とした医療情報システムの売り上げが伸び、2ケタ増収を達成したことが寄与。

上期計画の6300万円をすでに88.9%も上回っており、業績上振れが期待される。

サイバーリン <3683>   ★1-3月期(1Q)経常は57%増益で着地

◆20年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期非連結比57.2%増の2.9億円に拡大して着地。流通食品小売業や卸売業向けクラウドサービスの提供が拡大し、ストック収入が増加した。また、昨年10月に買収した大阪電子計算センターの業績上積みなども寄与し、18.0%の大幅増収を達成した。

上期計画の3.5億円に対する進捗率は81.9%に達しており、業績上振れが期待される。

併せて、発行済み株式数の5.8%に相当する30万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。

セレス <3696>   ★1-3月期(1Q)経常は2.7倍増益で着地

◆20年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比2.7倍の5.1億円に急拡大して着地。プロモーション効果などでポイントサイト「モッピー」の会員数や掲載広告数が増加したことが寄与。子会社ゆめみで人材への先行投資が一巡したことに加え、関連会社ビットバンクの業績が好調だったことも業績拡大につながった。

通期計画の10億円に対する進捗率は51.1%に達しており、業績上振れが期待される。

バリューデザ <3960> [東証M]  ★7-3月期(3Q累計)経常は5.5倍増益・通期計画を超過

◆20年6月期第3四半期累計(19年7月-20年3月)の連結経常利益は前年同期比5.5倍の1億0500万円に急拡大して着地。キャッシュレス還元事業に参加する企業の電子マネー取扱高が増加し、システム利用料が大きく伸びた。大手量販店におけるチャージ機の需要増加や消費者還元補助受給用の決済データ提供手数料などで初期売上も引き続き好調だった。

通期計画の4300万円をすでに2.4倍も上回っており、業績上振れが期待される。

イノベーショ <3970> [東証M]  ★前期経常を76%上方修正

◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の1億円→1億7600万円に76.0%上方修正。増益率が5.3倍→9.3倍に拡大する見通しとなった。オンラインメディア事業の業績が想定以上に好調で、売上高が計画を上回ったことが寄与。収益構造改革が進み、採算が大きく改善したことも利益を押し上げた。

ユニチャーム <8113>   ★1-3月期(1Q)税引き前は33%増益で着地

◆20年12月期第1四半期(1-3月)の連結税引き前利益は前年同期比33.3%増の279億円に拡大して着地。新型コロナウイルスの感染拡大でマスクやアルコールウェットティッシュなどの感染症対策商品に特需が発生したことが寄与。原油市況の下落で石油由来の原材料を中心に価格が下落したことなども大幅増益に貢献した。

ファイバーG <9450>   ★今期の経常最高益予想を14%上乗せ、初配当実施へ

◆20年6月期の連結経常利益を従来予想の10.6億円→12.1億円に14.2%上方修正。増益率が19.6%増→36.6%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。新型コロナウイルス感染拡大の影響でフリーWi-Fi事業の新規契約獲得ペースが減速したものの、レジデンスWi-Fi事業の契約戸数が想定以上に伸び、売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。

業績上振れに伴い、従来無配としていた期末一括配当は初配当3.5円を実施する方針とした。

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