話題株ピックアップ【夕刊】(2):DIC、ディーエヌエ、日産自

注目
2020年5月15日 15時18分

■DIC <4631>  2,589円  +204 円 (+8.6%)  本日終値

DIC<4631>が後場急伸。正午ごろに発表した第1四半期(1~3月)連結決算が、売上高1816億5500万円(前年同期比4.7%減)、営業利益99億2400万円(同22.7%増)と、大幅営業増益となったことが好感された。新型コロナウイルスの感染拡大により経済活動が制限されるなか、出版用インキや化粧品用顔料などで出荷が落ち込み売上高は減少したが、生活必需品である食品包装分野や5Gに関連した半導体分野などで関連する製品の出荷が堅調に推移したことに加え、原料価格の低下を含めたコスト削減効果で大幅増益を確保した。なお、純利益は買収関連の一時費用が発生し、46億500万円(同13.2%減)と減益となった。なお、20年12月期通期業績予想は、売上高8100億円(前期比5.4%増)、営業利益450億円(同8.9%増)、純利益235億円(同横ばい)の従来見通しを据え置いている。

■ジャパンマテリアル <6055>  1,700円  +129 円 (+8.2%)  本日終値

半導体製造向け特殊ガス供給装置などを手掛けるジャパンマテリアル<6055>が急反発。同社は14日取引終了後に、21年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを前期比6.1%増の86億円としているほか、期末一括配当計画を前期比1円増配の15円としたことが好感されたようだ。売上高は同8.1%増の370億円を見込む。半導体業界は第5世代移動通信システム(5G)など通信技術の進歩やIoT推進などを背景に、情報量増加に伴うデータセンター向けサーバー需要の拡大やノートパソコン・タブレットといったテレワーク関連機器の需要増が見込まれ、これらが追い風になるとみている。なお、20年3月期通期の連結決算は、売上高が前の期比4.7%減の342億3400万円、営業利益が同2.5%増の81億200万円で着地した。

■ユーザベース <3966>  2,298円  +167 円 (+7.8%)  本日終値

14日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は赤字縮小で着地」が好感された。

ユーザベース <3966> [東証M] が5月14日大引け後(15:00)に決算を発表。20年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常損益は3.1億円の赤字(前年同期は3.9億円の赤字)に赤字幅が縮小した。

⇒⇒ユーザベースの詳しい業績推移表を見る

■PCデポ <7618>  605円  +44 円 (+7.8%)  本日終値

14日に発表した「4月売上高は6.7%増」が買い材料。

4月売上高は6.7%増。

■パークシャ <3993>  2,930円  +194 円 (+7.1%)  本日終値

14日に決算を発表。「上期経常が8%増益で着地・1-3月期も37%増益」が好感された。

PKSHA Technology <3993> [東証M] が5月14日大引け後(16:00)に決算を発表。20年9月期第2四半期累計(19年10月-20年3月)の連結経常利益は前年同期比7.7%増の4.1億円に伸び、通期計画の7.1億円に対する進捗率は59.0%に達したものの、前年同期の65.7%を下回った。

⇒⇒パークシャの詳しい業績推移表を見る

■CKD <6407>  1,847円  +117 円 (+6.8%)  本日終値

14日に決算を発表。「前期経常は1%減益も上振れ着地・1-3月期(4Q)経常は78%増益、今期業績は非開示、前期配当を7円増額」が好感された。

CKD <6407> が5月14日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期の連結経常利益は前の期比0.9%減の53.7億円になったが、従来予想の46.8億円を上回って着地。なお、21年3月期の業績見通しは開示しなかった。同時に、前期の年間配当を11円→18円(前の期は28円)に増額し、今期の年間配当は未定とした。

⇒⇒CKDの詳しい業績推移表を見る

■日産車体 <7222>  897円  +54 円 (+6.4%)  本日終値

14日に決算を発表。「前期経常は20%増益で着地・1-3月期(4Q)経常は9%減益、今期業績は非開示」が好感された。

日産車体 <7222> が5月14日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期の連結経常利益は前の期比19.9%増の98億円に伸び、従来予想の74億円を上回り、減益予想から一転して増益で着地。なお、21年3月期の業績見通しは開示しなかった。

⇒⇒日産車体の詳しい業績推移表を見る

■プレサンス <3254>  1,230円  +71 円 (+6.1%)  本日終値

14日に決算を発表。「前期経常は21%増で9期連続最高益・1-3月期(4Q)経常は8.5倍増益、今期業績は非開示」が好感された。

プレサンスコーポレーション <3254> が5月14日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期の連結経常利益は前の期比20.6%増の319億円に伸び、9期連続で過去最高益を更新した。10期連続増収、10期連続増益となった。なお、21年3月期の業績見通しは開示しなかった。

⇒⇒プレサンスの詳しい業績推移表を見る

■ディー・エヌ・エー <2432>  1,402円  +69 円 (+5.2%)  本日終値

14日に発表した「13.66%の自社株消却を実施」が買い材料。

発行済み株式数の13.66%にあたる2059万9088株の自社株を消却する。消却予定日は5月29日。

■日産自動車 <7201>  369.5円  +13.8 円 (+3.9%)  本日終値

日産自動車<7201>が4日ぶりに反発。同社は生産能力を22年度までに2割削減することを計画していると複数のメディアが報じた。同社と仏ルノー、三菱自動車工業<7211>の3社連合で世界の生産体制を一体で再編するという。生産能力削減の柱としてスペイン工場の閉鎖を検討している模様。日産自と仏ルノーは乗用車生産の相互委託を拡大するとも伝えられた。この報道を好感する格好で、株価は上昇して推移した。カルロス・ゴーン元会長を巡り対立が深まった3社連合の協業が進むことが前向きに評価されたようだ。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.