来週の為替相場見通し=107円ライン挟んだ一進一退も

通貨
2020年5月15日 18時20分

来週の外国為替市場のドル円相場は、107円ラインを挟んだ一進一退が見込まれる。予想レンジは1ドル=106円50~107円50銭。

全体相場は「欧米の経済活動再開への期待」と「新型コロナウイルスの感染第2波への警戒」の綱引きとなっており、当面は強弱感がきっ抗する展開が予想される。今週は、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が、コロナ禍による「経済長期低迷も」と発言し波紋を呼んだが、同議長は今週も19日と21日に発言機会がある。また、注目経済指標の発表も多い。国内では18日に1~3月期国内総生産(GDP・速報値)が発表される。また、21日には米国などの5月製造業購買担当者景気指数(PMI)が公表される。20日の日本の3月機械受注や21日の米5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数なども注目される。さらに20日には4月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が公開される予定だ。

出所:MINKABU PRESS

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