中村超硬がS高カイ気配、21年3月期は3期ぶり営業黒字転換見通し
中村超硬<6166>がストップ高の1104円水準でカイ気配となっている。前週末15日の取引終了後に発表した21年3月期連結業績予想で、売上高33億5000万円(前期比19.8%増)、営業利益3億円、最終利益7億円と3期ぶりの営業黒字を見込んでいることが好感されている。
特殊精密機器事業で5G関連分野における電子部品が好調に推移する見通しであることに加えて、世界的なマスク需要の高まりから、子会社日本ノズルが扱う不織布製造装置、関連ノズルなどに対する引き合いが増加していることが貢献する見込みという。
なお、20年3月期決算は、売上高27億9700万円(前の期比41.8%減)、営業損益5億7800万円の赤字(前の期41億9300万円の赤字)、最終損益6億円の赤字(同97億2100万円の赤字)だった。